内容説明
■内容紹介
摩周湖にほど近い標津岳の麓。吉野の森、奥明日香、そして山之辺の道。歴史を今に伝える日本の原風景の中で繰り広げられる一編の叙情詩を思わせるラブロマンス。古代神道研究会の事務局をつとめる青年。アイヌの血を引く聡明な少女。二人を支えるクモ博士とシマフクロウ博士。神の鳥が運んで来た奇跡の様な出遇いの物語り。
■著者紹介
岡山 嘉彦(おかやま よしひこ)
1941年大阪府生まれ。64年神戸市外国語大学卒業。(株)山陽スコット、(株)テック、(株)日本アイシーを経て、72年に(株)コンコルド、78年に(株)岡田商会を設立。現在、二社の代表取締役を務める一方で、森羅万象について思惑をめぐらすことを生き甲斐としている。著書に日本図書館協会選定図書『生命のパズル』(PHPパブリッシング刊)がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み~くま
1
いくつもの偶然が重なり合ううちに、いつしかそれは必然となる。そんな著者ご自身の人生哲学をべースにして生み出された物語なのでしょうか。哲学論に古代神道、アイヌ文化といった要素を盛り込みながら、最終地点は「ラブロマンス」。盛り沢山なんですが、色々な要素を詰め込みすぎて、どれも深く掘り下げきれていないところがちょっと残念な感じ。著者の「思い入れ」の深さは伝わってくるものの、全体的に見ると、文章も構成も荒削りな印象。面白かったけど、小説としてはちょっと物足りなさを感じた一冊でした。2013/04/10
miolmor
1
シマフクロウと主人公との交信は新鮮2013/04/02
メグメグ
0
可もなく不可もなく。ただ、丁寧な言葉遣いで書かれていると思いきや、おかしな敬語が所々で気になってしまった。2013/10/01
きじねこ
0
運命の物語。偶然と必然。シマフクロウは可愛いけど、クモは可愛く思えないなあ。2013/04/04
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