内容説明
元・僧侶にして比較宗教学者である著者が、宗教と道徳的側面から独特のアプローチで「少食」の効用について記しました。職業別長寿ランキングで必ず1位になる「宗教家」、自身の体験も踏まえ、その自分を律すること=「節制」が長生きに繋がることを、さまざまな観点から証明を試みています。筆者自身が行っている二泊三日の「断食セミナー」の内容とその効果についても紹介し、健康と運命は好転することを説いています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
19
人の運は少食により作られるのかとワクワクして読んだ。僧侶は長生きだや身体の状態は意識して変えられるというのは納得した。確かにそうだろう。悪いものをお腹いっぱい食べていたら明らかにエネルギーが過多になり溜め込んでしまいそうだ。具体的な方法も色々と紹介している。自分でプチ断食するのがつらければ1度セミナーに参加するのも良いのかな?と思った。2016/12/22
ルル
17
確かに!体が重くなると気分も重くなります(*^-^*)水野南北を皮切りに少食の効用について語られています。2017/04/12
大先生
6
町田さんは、デブに厳しい(汗)少食・断食の素晴らしさは分かりましたが、実践するのはなかなか大変ですよね。私なんて、この本読みながらランチバイキング行っちゃいましたよ!(笑)これぞ、異端力って違うか(笑)冗談はさておき、世界中の人が少食になれば、本当に世界を救えるかもしれないですね。医食同源。本当に自分に合ったものを適量食べていれば病気になんてならないそうです。肉や油、酒を控えて玄米、生野菜、発酵食品を中心にした食事にすれば、120まで生きられるかも?!私は100で十分なので、肉、酒多めでお願いします。笑2020/11/18
koheinet608
6
この著作は、町田先生の、ユーモアな語り口から、少食って、もしかしたら、良いかもと思わせてくれる本です。 ちなみに、少食にすると、以前より、味に敏感になり、素直に美味しいなと思うことが多々あります。 江戸時代の観相家である水野南北のくだりは、非常に参考になりますし、説得力をもたせる文章でした。「少食開運」なんて、言われると、やはり、やってみようかなと思ってしまいます。2017/05/11
ヨハネス
5
少食が良いといくら言われても絶対無理、そんな過食ぎみなあたしでも少食にあこがれを感じられます。ありがとう断食セミナー行ってみたい!2泊3日、それも酵素や青汁、復食に天然酵母パンまでついてくるならなんとか達成できそう。それに、徳川家康が普段は麦めしに焼きみそだけの食事だったというのも「真似してみようか」と一瞬思ってしまうほどあこがれました。究極のシンプルキッチンになれますね。押しつけや厳格さがなく、「1日1食でも2食でも納得できるほうを選べばよい」「日本人は食も宗教も雑食」など柔軟さがいいです。2013/11/01