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内容説明
何かがおかしい。「嫌な感じ」がどうにも消えない。カリスマが現れても新政府ができても高邁な理想を掲げられても、絶望的いらだちが治まらないのは、なぜなのか? 橋下現象、政権交代、国境騒乱等混沌の真因はどこにあるのか? 維新、大戦、高度成長期等の転機から自由、平等、民主、経済成長、ヒューマニズムの追求こそが幸福であるという、この国が負わされた近代主義を徹底的に懐疑する。稀代の思想家からの鋭い一撃。
目次
第1章 「橋下現象」のイヤな感じ
第2章 総理の品格は、国民の品格
第3章 無脊椎の国、ニッポン
第4章 日本は本当に独立国か
第5章 真珠湾攻撃から70年
第6章 開国という強迫観念
第7章 開国と維新の精神
第8章 福沢諭吉と近代日本の矛盾
第9章 1980年代論