- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
尖閣諸島領有をめぐって、激しく対立する日本と中国。この問題には、米国や台湾の動向、日中間の歴史的経緯、海洋資源とシーレーン確保、経済や文化など、さまざまな要因が複雑に絡んでいる。中国は超格差社会となり、習近平体制の中国共産党はその正統性の問題に直面している。日本は長らく経済が停滞し、政治的にも揺れ動いている、果たして、両国の領土問題を解決する糸口はあるのか。日本と中国の専門家が、日中領土問題の真因と展望について、総合的に議論する。【目次】はじめに 横山宏章/第一部 国際情勢からみた尖閣諸島問題/第二部 国内情勢からみた尖閣諸島問題/第三部 グローバル経済と日中の課題/おわりに 王雲海
目次
はじめに 横山宏章
第一部 国際情勢からみた尖閣諸島問題
第二部 国内情勢からみた尖閣諸島問題
第三部 グローバル経済と日中の課題
おわりに 王雲海
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Meistersinger
1
・中国は海洋秩序への新規参入を求めているが、それによる摩擦は許されるのか? ・「棚上げ」の内容について日中で国交回復当初から両国の間に思い違いがあった可能性(領土問題の存在を認めるかどうか) ・事実上の独立国である台湾への中国の意識(比較して弱気なところを見せられない) ・中国観(どう観るか)と対中観(どうつきあうか) ・相互に相手はアンフェアに強気と思う事 ・ロシアには半々で分け合うのに、海洋は歴史を持ち出す中国のダブスタ ・日中共に国際的に共通する問題に苦しんでいる(ポピュリズムなど)2013/01/22
kanamycinbot
0
対話形式なので要点だけ知りたいという読み方は難しかった。2013/12/15
雲をみるひと
0
日本の国際政治学者と在日の中国人法律家の対談本。両者の専門分野やバックボーンの違いから議論の噛み合わない面は見受けられるが、かえって他ではあまり見られない論点を引き出してると感じた。中国が日本をリスペクトしているという対日観、大半の中国人は経済的に貧しいという現実は当時頻繁に中国に行っていた自分も共感できるもの。 中国の社会的矛盾についても述べられているが、それが中国のスローダウンの一因になっていると改めて感じた。2018/03/05




