「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの

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「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの

  • 著者名:長田安司
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 幻冬舎ルネッサンス(2013/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784779009297
  • NDC分類:369.42

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"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

■内容紹介
今、保育が危機的な状況に追い込まれている。規制緩和が進み、駅ナカ保育や延長保育などのサービスを推進する企業保育所の増加で便利になる一方で、肝心であるはずの保育の質は低下している。子を持つ親の「親心」はなくなり、秩序を保つ大人たちも減ってしまった。学級崩壊、いじめ、ひきこもり、学力低下、幼児虐待など、日本が抱えている問題の根底は保育教育と行政の施策にある。保育園は決して「親の労働を支える施設」ではない。待機児童解消を大義名分に、親との関わりを軽視した「保育サービス」では、子供たちが「思いやり」を知らない人間に育っていくのだ。現在、八王子で3つの認可保育園を経営する著者が、日本の将来を救うべく企業保育所と保育施策の問題性に正面から切り込み、あるべき保育の姿を説く。

■著者紹介
長田 安司(おさだ やすじ)
1949年東京都八王子市生まれ。中央大学文学部卒。共励第三保育園園長を経て、1999年より共励第一、共励第二、共励第三の3つの保育園を経営する社会福祉法人同志舎理事長。NPO法人親学会副会長。2003年に「保育園のパラドックス」を新聞紙上で発表。2004年には東京都の福祉施策の問題性に切り込んだ「TOKYO福祉改革STEP2 その問題性について」を発表。『親学のすすめ』(共著・モラロジー研究所刊)では、「幼児教育における親の学びとは何か」を担当。また、共励保育園では、「ごっこ遊び」を通した総合保育を開発し、「ソニー幼児教育支援プログラム優良プロジェクト賞」を受賞している。趣味はリコーダー演奏。テレマンの組曲in A minorをフランス・ブリュッヘンのごとくオーケストラのバックで演奏するのが夢である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーちゃん

3
保育園で働きはじめて3年目。小さな子は可愛く、毎日癒される日々。小さな園だから、みんなで愛情たっぷりにお世話をしてはいるが、親でもないし、一対一でもないため、出来ることに限りも感じる。この本にあるような可哀想な長時間預けられの子も居て、行く末に不安を感じていた最中、将来どのように育つか、どんな大人になるか、とても分かりやすく書かれていた。個人的にも3歳児神話を信じているがやはり3歳までは親元で、は本当のようだ。子どものいる方にオススメします。2013/07/23

まにー

3
たしかにその通りだと頷ける内容でした。先日、厚生労働白書平成24年版を読んでいて社会システム化された福祉の行き詰まりのようなものを感じていました。この本からは保育というものの本来のあり方(母親と子供のつながりを前提とした保育)を考えさせられる内容でした。著者の長田安司氏自身が保育園を経営されているということもあり現場の生の声が反映されていて大変貴重な意見だと思います。そしてサービス化されつつある保育が子供の成長に与える影響など考えなくてはならない課題を分かりやすく解説されていました。2013/01/27

7a

2
タイトルから働く母親を批判するものかと思いきや、考えを改めなくてはならないな、と思い至らせるものだった。保育園は確かに便利だ。色んなことを勝手に覚えてきてくれるから、あれもできなくちゃこれもできなくちゃと苦労しなくていい。けれどその便利さに甘え続けて、誰が子供を育てなくてはいけないのかをいつのまにか忘れてしまう。保育士は母親ではない。母親であってはいけない。その通りだと思う。三歳児神話は事実なのかもしれないが、しかしそれを言ったら何歳だって一緒なんだけどね。2015/07/15

月夜のウサギ

2
いろいろなことがごちゃ混ぜになって論じられているなと思った。0歳児保育を希望している働いている親が親心なしっていうわけじゃないし、親心がない母親が専業主婦をやっているケースもある。社会で子供を育てるという議論をするときに、生後5日で親から引き離す国の例を出されても困る。鬱が多くなったのも、凶悪事件が多くなったのも、共働きが多くなったから、というのは何とも短絡的じゃないですかね。2014/01/09

jackbdc

1
熱量の高いおせっかいおじさんの主張。賛否両論はあろうが、長年の経験に裏付けられた主張にカリスマ的な人気があるとのこと。私は好きなタイプ。総論賛成。ただし細部は?もある。プロの研究者でも著述家でもないのだからそこは大目に見たい。言い過ぎてしまうのも人間的な感じがする。長田氏は今や絶滅危惧種に近い、愛のある熱いおせっかいおじさん。拒否する人もいるだろう。しかし、多少の好き嫌いは超越する力を持っている人に違いない。鬱陶しくも、忘れられないタイプの影響力あるおじさんなんだと思う。2020/09/25

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