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内容説明
全世界を襲ったリーマン・ショック、止まらない円高、連鎖する欧州危機……。混迷を深めるグローバル経済はこれからどうなっていくのか? その深層を読み解くために、人気エコノミストが「市場」「通貨」「金融」「通商」「政策」の5つの視点に分けて根源的に解きほぐす。知的興奮にみちた入門書の誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タックン
27
図書館で借りた本。新書をほとんど読まない俺がアベノミクスに刺激されてデフレ脱却や円安って?TPPって?を基礎から学びたくて借りました。超入門ってなってるので初心者でもわかるように書いてあったのであっという間に一気読みしちゃいました。でも学者様だから一部難しい言い回しが残念だったな。金融ビッグバン以降のヒト・モノ・カネが自由に世界を駆け回る現代のグローバル化時代の困難さとかTPPの危険性をわかりやすく解説してあるのでさらっと為替とか経済を調べたい人にはお勧めですよ。個人的にはニクソンショック・2013/03/01
佐島楓
18
確かに「わかったつもり」になっていたことがなんと多いことか・・・。くどいと感じてしまうくらい言葉を重ねて言い換えてくださるので、知識が定着しやすく、わかりやすかった。TPPの項目では特に目からうろこ。世界的な視点からものを見ることが必要だと気づかされた。2013/03/13
coolflat
3
市場で取引するために人間は通貨を作り出した。一旦通貨が回り始めるとそこに金融が生まれた。例えるなら経済という体内を活動させるための血液が通貨で血脈を形成するのが金融である。経済とは市場・通貨・金融なのである。国際市場は国内市場を継ぎ接ぎした市場でグローバル市場は継ぎ目のない単一市場である。通貨制度は血流のコントロールシステムで為替制度は血液が国境を越える時の接合メカニズムである。金融とは信頼関係の証である。日本はモノ輸出大国ではなく資本輸出大国である。TPPは自由貿易協定ではなく地域限定排他的協定である。2014/03/02
Yugo Nishimura
1
グローバル経済は、どんなにいい通貨体制、金融制度、通商の形が作られ、整備されていたとしても、それを運営する人間が傲慢で貪欲であったら、グローバル経済は確実に悪化していく。要は最高の経済のあり方を見つけることができなくても、それを運営する人の心意気で経済をよくしていくことができる。結局は経済は人の心のあり方で決まってくるのである。2014/10/16
またゆき
1
来年から社会人なのに、経済に関しては無知無知&無知なのはよくない、と恩師から借りた。繰り返し知識の定着をはかってくれるし、メモを取りつつ読めました。特にTPPの項はなるほどと思った。見方変わりました。2013/05/07