朝日文庫<br> 旅の途中 ジャーナリストとしての私をつくった39人との出会い

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朝日文庫
旅の途中 ジャーナリストとしての私をつくった39人との出会い

  • 著者名:筑紫哲也【著】
  • 価格 ¥999(本体¥909)
  • 朝日新聞出版(2013/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022617484

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内容説明

2008年逝去した著者の半自伝的書籍が待望の文庫化。巡りあった人々を描きながら、自分のジャーナリストとしての軌跡をつづる。そのジャーナリストとしてのあり方、考え方は、日本が混迷している今こそ、一層心に響く。

目次

序章(人と会うのが苦手だった 人間―この摩訶不思議な生きもの ほか)
新聞記者の時代(ジョン・ルイス―静かな尊厳 池田勇人・佐藤栄作・田中角栄―三人の首相 ほか)
テレビ・キャスターの時代1(田中清玄・野村秋介・笹川良一―血がたぎる人たち 岡本太郎―「君、知ってるかね」 ほか)
雑誌編集者の時代(野田秀樹・鴻上尚史・渡辺えり子―下北沢の青春 辻元清美―本当の“罪状” ほか)
新聞記者の時代2(美空ひばり―「玉座」に照れた女王 原田泰治―「心の生計」を立てる ほか)
テレビ・キャスターの時代2(パバロッティ・ドミンゴ・カレーラス―「三大テノール」の素顔 リーフェンシュタール・シュピーア―光と影を歩んだ二人 ほか)
終章(丸山眞男―知行合一の人 メディアを「漂流」して ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

metaller

5
なんと幅広い人脈なのだろう。筑紫さんのお人柄がわかります。 どれもこれも印象深いエピソード盛りだくさんだが、特に頭に残っているのは、 豊平良顯氏の言葉。「一方に圧倒的な権力を持つ統治者がいて、他方に基本的な権利を奪われている被統治者がいる。その双方の言い分を平等に並べて伝えることのどこが公正なのか。圧倒的に弱い立場に新聞が立つことが、この不均衡を少しでも改めることに役立てば、それが公正というものではないか。」 折りしもこれを読み終えた日の週刊金曜日は筑紫哲也さんの特集。2013/10/26

茶幸才斎

3
筆者の公私における親交の経験を通じて得た心象を綴った人物評伝であり、人と対話し人を知ることの面白さを如実に感じ取れる本。対象は、同業者、歴代首相、芸術家、作家、歌手、スポーツ選手、右翼の活動家等々。大半は既に鬼籍に入っている。「戦後」を生きた人々。行き先を見失った感のある今の日本に対し、一家言を持っていただろう人々。そして筆者もまた、近代化の陰で芸術や哲学等の精神文化を蔑ろにしたことが、今この国の苦境の原因と言い切る。いまや天下国家を叱咤できる、味のある顔と個性を持った骨太な日本人が、どんどんいなくなる。2013/05/01

yukok

2
私、なんだかこれは一生の著書のひとつに、なりそうです。2013/06/30

1
ジャーナリストとしての生き様を通じて出会った特に魅力的な人をご紹介していただける。個人ごとに項目に分かれているのだが、冒頭の筑紫さん自身に纏わる随筆文からそれぞれの人物のエピソードへ持っていく技術が巧妙である。色んな魅力的な人物について書かれていたけれど、私が一番惹かれたのは筑紫さんご自身だった。2018/03/28

hashi

1
NEWS23時代にこの方を知っていろいろな物の見方を教わった気がします。この本は、著者の交友のある方のなかから1業種1人選んで書いている連載をまとめた本のようです。音楽家、演劇家、政治家などなどいろんな業種に知り合いがいる著者の幅の広さや人懐っこさを感じました。2013/08/12

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