内容説明
人気エッセイストが俳句に挑戦! 俳句を支える季語の力に驚き、句会仲間の評に感心。冷や汗の連続だった吟行や句会での発見を通して、初心者がつまずくポイントがリアルにわかる。体当たり俳句入門エッセイ。 ※本作品は紙版の書籍から挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
navyblue
28
私のように俳句の入り口で右往左往している読者には、はじめたばかりのところから書いてくれたらよかったな。この本は、俳句をはじめてからしばらくたちました、という内容なので。それでも、与えられたお題に毎月立ち向かい、句作してゆく著者の思考のあとを追うことが興味深く、学ぶことがたくさんあった。読者の皆様はご存じと思いますが、という下りに自分の無知ぶりを恥じたりしているうちに著者は吟行の実践に進み、どんどん上達してゆくように感じられた。まずは、歳時記を手に、季語に親しみを持てるようになりたい。2018/01/07
コウママ
11
岸本さんの俳句の本が気に入り図書館で借りている。こちらは初めて句会に行ったり吟業行ったりの体験話。会で詠まれたお仲間や岸本さんの句がたくさん載っていてステキだなぁと思う。俳句っておもしろい。2025/03/31
量甘
11
句会や吟行など、作者が体験して感じたことや気付いたことが分かりやすく書かれていて、とても参考になった。歳時記にもっと親しんで、俳句作りの筋トレをはじめたい。2018/01/25
りん
9
某バラエティー番組を見て興味を持っていた俳句。実際にはこんな風に作ってるんだとこの本を読んで知ることが出来ました。17文字のパズル。奥が深そう。2020/02/23
hinako
8
この本、なんだか好きで読み返してしまう。特に俳句が好きなわけでもないのに(私は和歌の方が好きです)なんでだろう。俳句に向き合っている作者の姿勢や、頑張り方が好きなのかも。他の俳句関係の本も文庫化されるといいな。2015/03/29