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内容説明
「生活保護の報道を見ても、日本人は親を大切にしなくなった」「草食男子の出現や共働きのせいで、少子化が進んでいる」「最近の若者は、ネットやらスマホやらで人間関係が希薄」…もっともらしく語られることを鵜呑みにしていては、思考が停止してしまう。
「草食男子」の名付け親が、誰でもアクセスできるデータを引きながら、常識のように扱われるニュースの裏側を解説。
情報社会に欠かせない、ニュースの読み方・捉え方を指南する。
目次
序章 私たちはなぜ、「もっともらしいこと」を言いたくなるのか<br/>第1章 「草食男子」流行に見る「もっともらしいニュース」ができるまで<br/>第2章 「イマドキの若者は○○○」説を疑う<br/>第3章 騒がれる「少子晩婚化」の意外なデータ<br/>第4章 あの社会問題の表と裏<br/>第5章 「日本は終わっている」のか<br/>終章 あなたの「偏見」を大切にしよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
太田青磁
16
「自分が中高年になっても、若者を叩くようなことはすまい」と思ってつけた草食男子という言葉だけが独り歩きしてしまった状況を説明しつつ、ニュースが作られていく背景を描きます。自分と違う価値観を認められず、草食男子というキーワードを誤読しもっともらしいニュースに仕立ててしまうマスコミの言うことを鵜呑みにしない賢さが求められているのだと感じます。「鬼女板」の存在や友情と他人に迷惑をかけないという価値観を過剰に期待する親、諸外国からは良い影響を与える国がトップであることなど著者ならでは視点も面白いです。2013/05/10
ツキノ
5
積読本-4 「草食男子」の生みの親、深澤さんによるニュースを見る目を養う指南書。そもそも「草食男子」が意図と違ったように捉えられたことを詳しく解説している。ニュースの見出しだけ読んでわかったような気にならないことが重要。データから何を読み取るか。そんな訓練も日頃からしておいたほうがいい。それとともにいつも頭の隅に置いておいたほうがいいのは、同じ境遇にある人は同じように感じている、とは限らないということ。同じ事件に遭遇した人も同様。まとめて考えないほうがいい。2015/01/19
akinbo511
5
「今どきの若者は...」で話題になるネガティブな話題の中には、なんか違うよなぁ、と思うことも多かったのだけど、この本で改めてデータを見て、やっぱりそうか!と納得できた。メディアで報道されていることだけでなく、データを調べることも重要だと再認識。 2013/02/02
ココアにんにく
4
メディアリテラシーの話もありますが、第1章は「草食男子」の話。著者が名付けた「草食男子」が違った使い方で広まっていった経緯。本来の意味などが書かれていました。こういったレッテルを使って世相を語るコメンテーターなどは薄いです。著者が使いたくないと言っている「心の闇」なども同じ。既存メディアとネットの話も興味あり。毎日waiwai事件など論外ですが、印象操作や発言の切り取りなど、第4の権力メディアの信頼性は低いです。2017/07/07
heslkst
4
2016年100冊目 間に合って良かった! 草食男子や肉食女子などの単語を作った人 偏見を持って生きていきたいです2016/12/31
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