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内容説明
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政治の例外状態としての革命。民主主義の究極の手段としての革命。政治が管理技術に成り下がり、価値判断をしなくなった時代に、正義を振りかざすだけでいいのか。「政治にはふれないことが政治」は本当か。ポストモダン以降の西洋哲学の重要課題を論じ尽くした、これ自体が革命的な一書。
目次
序章 今日的時点-倫理的な政治(無差別になる「住みか」
悪を除去する「正義」の政治 ほか)
第1章 対象としての例外、主体化する例外-アガンベン、アルチュセール、ネグリ(「革命」が「アウシュヴィッツ」にすり替わる
哲学と政治の問われざる関係 ほか)
第2章 消え去る政治、まれ(例外的)な政治-デリダ派、アルチュセール、バディウ(政治的なものの後退
主権共同体を求める哲学 ほか)
第3章 マルチチュードの生である政治-スピノザをめぐる抗争(ドゥルーズの革命嫌い-「陽気なペシミズム」
スピノザの「物理学的」保守主義 ほか)
終章 見出された自由-フーコーと(不)可能な革命(かつてなかった反牧人革命
統治性と主体的自由-最後の難問と可能性 ほか)