PHP新書<br> 日本の「情報と外交」

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PHP新書
日本の「情報と外交」

  • 著者名:孫崎享
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2013/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569809724
  • NDC分類:391.6

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内容説明

なぜ日本は、尖閣問題で厳しい岐路に立たされたのか?政策決定において、論理よりも空気が重んじられる傾向は、「戦艦大和の最後の出撃」と重なるのではないか――。本書は、CIA、旧KGB、MI6等々、数多くの情報機関と交流した著者の実体験を交えて、情報とは何か、情報体制はどうあるべきかを提言する。外務省は、なぜニクソン・ショックを予測できなかったのか? なぜ石油ショックやイラン・イラク戦争の終結、ベルリンの壁崩壊を捉えきれなかったのか?「尖閣問題」こそ日本外交の縮図である。日本では正しい情勢判断がなぜか軽視されてしまう。外務省国際情報局長が国際諜報戦争と外務省の真実を明らかにする。――本書は2009年刊『情報と外交』(PHP研究所)に、あらたに序文とあとがきを加えたものです。

目次

第1章 今日の分析は今日のもの、明日は豹変する―イラン・イラク戦争(一九八〇~八八年)
第2章 現場に行け、現場に聞け―NATOのベオグラード空爆(一九九九年)
第3章 情報のマフィアに入れ―オイルショック(一九七三年)
第4章 まず大国(米国)の優先順位を知れ―ニクソン訪中(一九七一年)
第5章 十五秒で話せ、一枚で報告せよ
第6章 スパイより盗聴―ミッドウェー海戦(一九四二年)
第7章 「知るべき人へ」の情報から「共有」の情報へ―米国同時多発テロ事件(二〇〇一年)
第8章 情報グループは政策グループと対立する宿命(かつ通常負ける)―湾岸戦争(一九九一年)
第9章 学べ、学べ、歴史も学べ―日米貿易摩擦(一九九〇年代)
第10章 独自戦略の模索が情報組織構築のもと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

katsusann

8
一気に読んでしまった。印象に残ってるのは、インフォメーションとインテリジェンスの違い。ハーバード大学国際問題研究所 初代所長 ロバート・ボウイのインテリジェンスとは何かについて伝えた言葉。『インテリジェンスとは行動のための情報(information)である』米国はインフォメーションは提供するか、インテリジェンスは提供しないらしい。日本も自分の判断で考えられるようにならないと、今後心配だなと感じた。2019/06/13

すべから

7
・最高のの情報が大統領に届いたが、何の措置もとられずテロを招いた。・湾岸戦争での日本の資金協力は、評価されていた。批判したのは米英だけ。・日本の軍事力一本立ちできないようになっていて、米国の作戦がとられたときには有効に機能する。・日本における何かの最終的決定者は人でなく空気である。大和の特効出撃すら全般の空気が正当性の根拠となっていた。2015/11/29

T坊主

7
主要国のインテリジェンス部門は大学のキャンパスなみの敷地に大きな建物、隣国の韓国でさえそのようです。しかしながら、我日本は箱庭のような物、建物も人材も? 著者はわが国の先行きをインテリジェンスの面からも嘆いて心配しています。政治家の質の問題やアメリカに追従していれば、インテリジェンスは不要とでも思っているのでしょうか。世界が混沌とし、激動の新時代に入った今こそインテリジェンスが必要ではないのでしょうか。これからの若い人達に大いに期待したいのですが??? 2013/05/05

ともくん

6
湾岸戦争終了後に、クゥエートが開放に貢献してくれた国の国旗をワシントンポスト紙に掲載しました。日本は約130億ドル出資しましたが、国旗は掲載されませんでした。しかし本書によると、実は日本の出資は評価されていて、その後に発行された戦勝記念切手シートには、日本の国旗の旗が書かれていると!かなりびっくりしました。しかしホントかな?と思ったので、確認のためにググって見ると、実はその後に機雷掃除の掃海部隊を派遣したから、金銭支援だけではなく、人的支援もしたので日本に対する評価が変わったとのこと。う~ん・・・2013/10/03

Hiroki Nishizumi

5
面白かった。この人嫌いじゃないな。「今日の分析は今日のもの、明日は豹変する」「一五秒で話せ、一枚で報告せよ」など一般的に通用するところもある。しかしながら、まず大国の優先順位を知れ、スパイより盗聴など、現実も厳しいこともよく分かった。2014/06/19

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