内容説明
逃げたいのに、逃げればいいのに、逃げない女。山に消えた女たちの「山姫伝説」が残る奥深い田舎町で、女は一風変わった男とともに暮らし始めた。男の秘密と凶暴性が徐々に顕わになっていく。『誰もが知っていても決して言いはしない』『一族の秘密はこうして守られる』現代になお残る、閉鎖社会の無言の不気味さ。男の妻も、母親も、謎の失踪をとげていた――。逃げるしかない。生き延びたいならば。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はらぺこ
32
自分はハッキリとしたミステリーやと思って読んでたので、何も無いまま終わった感じがしました。あらすじを読まずに読めば良かったのかも。2017/02/06
パンダプー
8
読メ登録してなかったら、スルーしてたな。表紙のテイストとは全く違う、私の好きなテイストの作品でした。この作者の他の作品も読みます。 最近、家が散らからないように、できるだけKindleで読むようにしているのですが、Kindle化されない作品とかもあるし、急にKindle化されることもあるし、見極めが難しい!2015/08/15
くまちゃん
6
読友さんのレビューを読んで。閉鎖された村社会。自分たちを守るための秘密や暗黙の了解がたくさんある。よそ者はいつまで経ってもよそ者のまま。こういう設定の小説は結構ありますが、今でも本当に実在しているのでしょうか2015/09/16
雨猫
6
「嫁の遺言」がとても良かった加藤さんのデビュー作。「嫁の遺言」に比べるとまだまだと思ったが田舎町の閉塞感、町ぐるみで情報や秘密を共有するイヤ~な感じ、逃げたいのに逃げない女、女を逃さない男、このおどろおどろしいホラーチックな雰囲気を醸し出す手腕には将来性を感じる。全作品読もう。☆3.52015/08/13
かこ
4
暗い。2021/04/22
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