内容説明
単純な殺人事件に思えた。包丁で刺された男性は死亡し、被疑者の女は自供をしている。だが、沢木検事は最初から違和感を抱いていた。そして、女の思わず発したひと言に、沢木の疑念は確信へと変わった! 真犯人は!? そして、女が隠し通そうとする秘密とは!? 長編検察小説・沢木正夫シリーズ最終話!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よんよん
14
小杉健治さん、初よみ。なるほど、それでこの題名なのか。しかし、そんな設定ってある?と思うが、さらりと、まあ面白く読んだ。検事沢木シリーズの最終話だったのね。別のも読もうかな。2013/06/09
ヨーコ・オクダ
8
沢木シリーズ最終編。男性を刺殺し、素直に犯行を認めている容疑者・美紀を沢木検事が担当することになったことが、まさに「宿命」やろね。あまりにもスムースに事件が片付きそうな感じに引っかかりを感じていた沢木。取調べ中、美紀がどうやら高松地検時代の沢木を知っているような発言をしたことから、事件をもう一度見直すことに…。そして最終的には、5年前に路上で刺殺された妻・貴子の事件の謎が解き明かされる。うーん。これまで正統派でエエ感じのこのシリーズを、ドロドロ昼ドラ的ネタで終わりにしてしまうのはちょっと残念な感じ。2015/12/04
もり
6
いつも通りに事件に関わり、事情を聴いている間に違和感を感じ、そして真相に迫る。そこまでは従来通り。今回違ったのは自分の過去に関わりがあったという点。なるほど、良い流れ。第1巻から謎のままだったポイントが最終巻にようやく明らかとなって万々歳!…だったら良かったのに。いやー、何となく検事としての掘り下げが浅かったし、それならと連作としての深みに期待をしていましたが、んー、そうですか。安い。いや、安易。もっと主人公を大切にして欲しいし、何より読者を思いやって欲しい。以上です。2016/05/05
terukravitz
5
図書館本★★★☆☆2018/12/01
koba
5
最近小杉さんの本と出会い、結構ハマっています。しかし、本作の評価は半々。検事澤木の妻貴子はなぜ殺されたのか。これまでの謎が本作で明かされます。冒頭の殺人事件が貴子殺しとつながります。澤木と貴子は異母兄妹だったことが明らかとなり、物語は急展開しますが、貴子が自死する下りには違和感を覚えます。果たして実母がわが娘の自殺をほう助するでしょうか。最後の章で西尾刑事は「この件は立証不可能ということで結論が出る」と言いますが、この件とは貴子事件のことか、北川殺しの件か、読み返してみてもよく理解できません。現実社会では2013/01/12
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