文春文庫<br> 世界ボーイズラブ大全 - 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠

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文春文庫
世界ボーイズラブ大全 - 「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠

  • 著者名:桐生操
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 文藝春秋(2013/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167838140
  • NDC分類:384.7

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内容説明

同性愛は人類の歴史と同じくらい古い。「精液授与の行為」「家の贅沢品としての快楽の子」「美少年奴隷」「ペニスを癒す“稚魚”の少年」「男色処罰法」「容貌の劣るものを嫌った“童貞王”」「少年売春宿」「混ざり合うSMとBL」「男性同士の天使愛」「僧侶と稚児」「江戸時代の陰間」etc.世界中から集めたボーイズラブ仰天エピソードの数々!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

137
桐生さんの大全シリーズだが、ボーイズラブなんてタイトルに入れてることに読めば読むほど違和感あった。西洋編は古代ローマやギリシャ、日本編では飛鳥の時代に遡って現代までの男同士の色恋、交わりを数々の参考文献を元に綴られており興味深く読んだ。がしかし僧侶の男色や武将たちの衆道と少年愛や同性愛をごちゃ混ぜにされた挙句、女装までも「ボーイズラブ」で括られてることに「それ根っこがまるで違うから!」と反論したい気分でいっぱいになった。ただ数多の芸術家や作家、詩人達の作品の裏にあった男同士の恋愛エピソードは面白く読めた。2014/05/09

なつ

29
ボーイズラブねぇ、ちょっと題名に疑問が。『世界禁断愛大全』とともに購入。そちらと重複する内容もあるけど同性愛史としても興味深く読めました。相変わらずドロドロしてて重い。いろいろ難しい時代ですね。「大全」の割に西洋の内容に偏ってるのが残念。もっと日本のことを書いてもよかったかも。2019/12/24

那由多

16
タイトルが恥ずかしくて、お外に持ち出せずおウチでコッソリ読破。澁澤龍彦の本とかなり重なる部分が多く、特に目新しいものはないなと思っていたら、アンドレ・ジッドとラディゲが同性愛者だとは。しかもラディゲはコクトーの恋人だったなんて凄いな。両者とも自伝的作品で女性との愛を扱っていたから、異性愛者だと思い込んでました。そうか、世の中にはバイセクシャルな方々がいるのを失念していた。文学と愛の結びつきの強さよ。2020/07/12

mari

14
おもにヨーロッパの歴史に登場する有名人たちの男色のいろいろ。西洋史にほとんど興味のない私には活字を見るだけのようなモノだった。まぁ少しは日本も出てきたけども。。。桐生さんの大全だから期待していたけれど、ハズレのようでした。2015/06/01

olivegreen

12
この内容でタイトルにBLと入れる必要性を全く感じない。古代から近代まで歴史上人物の同性愛エピソードを見渡すにはちょうどいい。けど、参考文献の扱いが雑すぎてもったいない。ここから興味を持ってより掘り下げたい人には、文中に引用元があってもいいくらい。個人的に興味を持った人はジャン・ジュネ。近代ヨーロッパの文化人たちの交流と私生活はかなり面白い。2014/04/29

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