内容説明
1961年、シシドはついに映画初主演。日活も黄金期を迎える。だがその凋落は早く、1971年についに一般映画製作中止となる。エースのジョーが日活の栄光とその後を描いた自伝的小説完結編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
15
1962年映画界のトップに立った日活。その年だけで旭十本、吉永小百合十本、高橋英樹九本、二谷英明九本、そしてシシドが十本撮る。シシドはこれを「やり過ぎ」「肉体の消耗」と称する。転落はあっという間であり、シシドは地の底まで見届ける。原因は不動産事業の不振と、トップがテレビの未来を見誤ったため。1970年自社ビル売却。そしてロマンポルノ路線への転換。日活二百年を目指して、かつての栄華の再現を今も叫び続けるシシド。たった一人で。2019/10/15
すす
1
隆盛を誇った日活もワンマン社長の弊害で会社を切り売りしてゆく事態に… シシドの眼から見た、日活からにっかつへの変遷を興味深く描いている。但し、あくまでシシド目線なので全てが正確かは分かりません。 でも堅苦しさは無く描いているので読み易いです。 映画からTVへ。シシド達もTVへシフトしてゆく。ちゃんゆーの死。ターキーを筆頭に多くの人に愛されたちゃんゆー。 自分的には知らない事ばかりでしたので面白くて読ませて頂きました。特に日活とロマンポルノの関係がよく分からなかったので当時の流れがよくわかりました。2022/05/18
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