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内容説明
13歳で出家、24歳で真の仏法を求め中国に留学。「只管打坐(ただひたすら坐禅すること)」に悟りを得て帰国し、正しい仏法を追い求め永平寺を開山。激動の鎌倉時代に禅を実践した日本思想史の巨人に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yutaro13
24
曹洞宗に興味を持ったので道元の生涯と思想についてお勉強。道元の仏法は只管打坐の坐禅を第一の修行とし、しかも坐禅に悟りや功徳を求めてはいけないとする。ここだけ捉えると瞑想による智慧の獲得を説く初期仏教への回帰にも見える。ただし道元(あるいは師の如浄)は坐禅=悟りを得るための修行ではなく、坐禅=円満な悟りであると説く。この教義を釈迦や達磨大師の事績から導くのはやや無理があるのではないかと感じるものの、曹洞宗は実践を重視するだけに、念仏を唱えれば極楽浄土に行けるよと説く浄土系よりは個人的によっぽど好感を持てる。2019/07/02
Vakira
21
テレンス・マリックの映画「ボヤージュ・オブ・タイム」を観た。地球賛歌の映像ストーリーだが大好きな「2001年宇宙の旅」の後半、ボーマン船長が木星でモノリスに出会ってからの宇宙の誕生~現在までの大宇宙の旅映像が蘇えった。その筈、特別視覚映像アドバイザーは「2001年・・・」の特撮 監督ダグラス・トランブルだ。テンションあがる。その映画初っ端ケイト・ブランシェットの語りで「世の中は何にたとえん 水鳥の嘴振る露に宿る月影」で始まる。解説は「世の中は水鳥のくちばしから飛び散った滴に映る月のようなもの」って事。2017/04/13
こばきよ
10
数年前に縁あって曹洞宗の本山永平寺に行った。とても雰囲気が良くて、すごく感じ入ることができた。それ以来か若干の禅かじりに。かの吉田元所長も正法眼蔵が愛読書であったとのこと。現代の一般人にフィットする素晴しい部分をいいとこ取りしたい。自分自身の肩書きによらない輝きを目指すとか、八正道の生き方でも、自分の立場を考えてやるべきことをやる、世の為人の為になることに努力する、常にはっきりした意識を持って生きる、自分自身を静かに見つめる時間を持つ、なんて真面目すぎかなと思うけど当たり前でスッと落ちる感じ。2013/04/20
z1000r
7
道元の歴史というより、教えについて書かれている。非常にありがたい教えが多々ある。2022/07/22
三上 直樹
4
先に読んだ「坐禅ひとすじ」では平明な文章でしたが、曹洞宗の開祖・道元禅師についてはなるべく簡潔を心がけながらも高尚な説明となった一冊となったのは、これも道元禅師の教えをなるべく精確に伝えようとする思いの発露と思います。 これを読んだからには、「正法眼蔵」や「随聞記」に至らないわけにはいきません。2018/05/15
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