角川文庫 日本列島プチ改造論

著者名：パオロ・マッツァリーノ

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784041005644

内容説明

正しい世の中より、おもしろい世の中にしよう！　年金、税金、エコロジー、駆け込み乗車に放置自転車、ハコもの行政、薄毛にチャラ男、ダメ犬、尽きない偽装に教育基本法。社会問題から明るい家族計画まで、すべておまかせあれ。「反社会学」シリーズで人気の著者が、日本にはびこる難題を、小さなことからプチプチと、楽しく改革しちゃいます。あなたの暮らしを、明るく元気にするヒントが満載のエンタメ提言集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[サアベドラ]

『反社会学講座』（ちくま文庫）で有名な自称・イタリア人戯作者パオロ・マッツァリーノの小ネタ集。これまでの著作と同様、世の中の適当な風説や言説を統計データや理屈を用いて一刀両断する。ネットで連載していた週刊コラムを書籍化したもので、2～3ページの短い文章が100本ぐらい入っている。一つ一つが短いのもあってこれまでの著作よりもさらに軽い内容。通勤通学の暇つぶしにでも。

2013/12/26

[ATS]

★★☆☆☆プチというだけあって一章が3ページぐらいでささっと読めます。発行が2009年頃なのでやや時事ネタは古いものもあります。『大事なのは、自分は絶対正しいと、妙な自信を持たないことです。自分もエセになりうると自覚している人は、むやみにエセを嗤ったりしないものです』（P84）

2016/03/18

[Aby]

パオロ・マッツァリーノの小ネタが満載．他の著作とかぶるネタがあっても，それはしゃーない．「江戸しぐさ」についての項目もあり．所々で声を出して笑ってしまうので，通勤バスの中で読むと危険．１項目が短いので，寝る前に布団の中でちょこっと読むのに最適．中の人などいない！

2014/11/03

[ちいくま]

すき間の時間にちょこちょこつまみ食いするのが似合う(？)本でした。負の感情をサラリと明るく皮肉る「一見軽め」の文章が楽しい。

2016/02/11

[はち]

よし、出ろ！参議院と言わず今週末の衆院選にナポリ3区から出ろ！そう思うくらいに面白かった。一つ見方を変えるだけで世の中面白くなるのね。

2012/12/12