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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hatayan
37
もはやサイバー空間は陸海空、宇宙に次ぐ「第五の戦場」であり、新たな軍産複合体が立ち上がる熱い市場ともなっています。 本書で繰り返されるのは「インターオペラビリティ(相互運用性)」という言葉。米国の安全保障の戦略に端を発して、異なる国の軍隊が効率よく協力作業できる仕組みが目指されており、一体性を保つ手段として用いられるのがITであるとします。 サイバー社会でもたらされる便利さはこちら側で納得したものではなく向う側任せのものではないか、21世紀の主役はコンピュータではなく人間であると強調して締めくくります。2019/09/18
kaizen@名古屋de朝活読書会
30
#感想歌 #短歌 戦場にインタネットを繋いでるサーバー戦争茶の間で指示可 暗号の最大弱点人間とどこまで行っても人に依存す 「赤いニシン」目眩まし技どこにでも新聞テレビが騒ぐ影にて2017/03/12
Tadashi_N
26
無人機は戦争情報システムの一旦に過ぎない存在。情報化は止められない。2021/08/07
tetsu
20
★3 サイバースペース(コンピューターネットワークが作り出した仮想空間)におけるウィルス攻撃や電力、輸送、公共機関へのITインフラへの攻撃についての本かと思ったが、アフガ二スタンへの攻撃など実際の戦争の話。 無人兵器や軍需産業、兵器見本市などへの取材が中心で、なんかまとまりがなく著者の主張もよく伝わらなかった。 2016/09/19
壱萬弐仟縁
10
盗聴。無人攻撃機でロボット自動操縦。人間が操作して、自分では手を汚さない。この構図は、福一原発で不都合な現場と似ているような気もした。軍隊ロボット化を目指す米国(47頁)ということは、戦闘をゲーム化する動きがある。米軍駐留を迷惑と思わない感覚は無人化、無機質から来ている。ノーベル賞とか、憲法が放つ価値は、憲法でいえば9条や25条だと思う。評者は9条を平和賞に、25条を経済学賞に推薦したいが、サイバー戦争は人間のあたたかさが微塵も見られない恐ろしさがある。そうした得体の知れない戦いとは一線を画すべきだろう。2013/05/20