内容説明
庭にうぐいすがきて、芝桜の咲く頃には、菜の花をあしらう私流の春のちらしずし。苺にはかかせないコンデンスミルクの思い出。漬け物だけではなく紫色の花も美しいなす。栄養学校の先生に教えてもらった里いもごはん。年の瀬の行事となった柚の「ゆべし」づくりなど。草花をたのしみ、自然の変化を感じとりながら、生き甲斐をもって暮らす。あたり前のことを大切に、今日を精一杯生きる94歳現役。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
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「私も自分のからだの声に耳をかたむけ、自分が見つけた生き甲斐をしっかり持って、静かに、でも元気で生きていこうと思っています。いまも与えられた場で、いっしょうけんめい仕事もしていますし、また、そういう場を与えられていることを、稀有なしあわせと、感謝している毎日です。」というはじめにの文言に示されている様に、老いを自覚しながらも、それに甘えることも、絶望することも無く、できることを愉しもうとしている姿勢にあたたかな気持ちになった。「予定は自分との約束」という言葉が印象的だった。2014/01/20
りすてん
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こんな風に年齢を重ねられたらいいなと、人生の目標にしたくなるような生き方。2013/01/16
とりみ
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春のお寿司 ガーリックバターなど真似して作ってみたい料理や 桜草や鰯雲、じゃがいものこと 知らなかったことをおしえてもらいました。大好きな吉沢久子さんの本 また読みたいです。こんなふうに歳を重ねられたらって思う憧れの方です。2023/07/29
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