内容説明
ドンくさく気弱な侍・飛田作之進は、苦労して得た役をしくじり失意の日々。その頃市中では新興商家・松坂屋平兵衛襲撃や大川端の「置いてけ堀の怪」など怪事が相次ぐ。現場では必ず悪鬼の如き豪腕の若侍が目撃され、岡引きの銀次は作之進を怪しみ探索を進めるが、思わぬ陰謀に巻き込まれてしまう…。おっとり侍と謎の剣客を巡り人々の思惑が交錯する、摩訶不思議アクション時代活劇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
myunclek
13
そんなに期待せず長く積読していた本でしたが、楽しく読ませて貰いました。ちょっと違うけど早見俊の信長の声が聞こえる「よわむし同心信長」シリーズを思い出しました。続編があるようなので、また機会があれば手にしよう^o^2016/09/02
三田主水
2
強いて言えば時代サイコサスペンスでしょうか。題材的にはさほど新味はありませんが、剣客・豪商・岡っ引き・マッドサイエンティスト忍者と、幾重にも絡み合った要素によりユニークな作品となっています。ただ、物語的には中途もいいところなので、早々に続編を読みたいところです2012/12/11
morte
1
とても面白かった。続きが楽しみ。2013/10/23
鈴山
1
登場人物がいきいきとしていて面白い。とくに、主人公の作之助の間の抜けたキャラクターは、他の登場人物が口を揃えて言うように、見ているとほんわかとしてしまう。今の所は、特別斬新な読み味などは無いけれど、シリーズ物として続きが楽しみ。2013/05/07
ぽぽんた
1
1/1 シリーズ物だったのね。本作は登場人物のお披露目って感じ。次巻からも作之進さんに出てきて欲しいな。2013/01/02