世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

  • 著者名:入山章栄【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 英治出版(2014/04発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862761095

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内容説明

<p>●話題騒然! 経営学の本としては異例の売れ行き。たちまち5万部突破!――「驚くほどわかりやすい」「目からウロコの連続」と大好評●</p> <p>ドラッカーなんて誰も読まない!? ポーターはもう通用しない!?
米国ビジネススクールで活躍する日本人の若手経営学者が、世界レベルのビジネス研究の最前線をわかりやすく紹介。本場の経営学は、こんなにエキサイティングだったのか!</p> <p>競争戦略、イノベーション、組織学習、ソーシャルネットワーク、M&A、グローバル経営、国際起業、リアル・オプション、ベンチャー投資・・・
ビジネス界の重大な「問い」は、どこまで解明されているのか。――知的興奮と実践への示唆に満ちた全17章。最先端の「ビジネスの知」がスラスラわかる!</p> <p>◆日本でのイメージとは大違い! 驚きに満ちた「本場の経営学」
国際的な経営学界で活動する日本人研究者はほんのわずか。また国内の経営学は事例研究が中心のため、海外ビジネススクールでの科学的・実証的な研究の成果が、日本ではほとんど知られていません。ドラッカーの著作は経営学とは見なされず、ポーターの競争戦略論のはるか先の議論が白熱、ソーシャルネットワークの理論が一大潮流になっている――世界の経営学の実状は、日本でのイメージとは大きく異なります。</p> <p>◆世界トップレベルのビジネス研究の「おもしろいところ」を厳選し、エッセイ風にわかりやすく紹介。
本書は、国際的な経営学界にいる数少ない日本人研究者の一人が、世界レベルのビジネス研究の最新トピックを紹介する一冊です。話題は日本人ビジネスパーソンにとって示唆に富むものを厳選しました。膨大な学術論文の裏付けを示しながらも、語り口はあくまで平易で明解。エッセイのように気軽に読みながら、グローバル時代を生きる上で知っておきたい、世界レベルの経営学の「おもしろいところ」に触れられます。</p> <p>本書で扱われるトピック(一部)
●経営学についての三つの勘違い
●経営学は居酒屋トークと何が違うのか
●ポーターの戦略だけでは、もう通用しない
●組織の記憶力を高めるにはどうすればよいのか
●「見せかけの経営効果」にだまされないためには
●イノベーションに求められる「両利きの経営」とは
●経営学の三つの「ソーシャル」とは何か
●日本人は本当に集団主義なのか、それはビジネスにはプラスなのか
●アントレプレナーシップ活動が国際化しつつあるのはなぜか
●不確実性の時代に事業計画はどう立てるべきか
●なぜ経営者は買収額を払い過ぎてしまうのか
●経営学は本当に役に立つのか</p>

目次

1 これが世界の経営学(経営学についての三つの勘違い 経営学は居酒屋トークと何が違うのか なぜ経営学には教科書がないのか)
2 世界の経営学の知のフロンティア(ポーターの戦略だけでは、もう通用しない 組織の記憶力を高めるにはどうすればよいのか 「見せかけの経営効果」にだまされないためには ほか)
3 経営学に未来はあるか(経営学は本当に役に立つのか それでも経営学は進化しつづける)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

190
うーん、まあまあ。後半になってくるとおもしろい。著者本人も「あとがき」で述べているが、とくに序盤では「念のために」「誤解のないように」などなど、読み方によっては言い訳がましい枕詞が多く、私としてはその言葉が出てくるたびにちょっとイライラしながら読み進めた。知識としてはおもしろいが、まあ普通のビジネスパーソンがこの本を読んで何がどうなるというものでもなく、その意味では人にオススメしにくい本ではあるが、知っているようで知らない経営学の実際のところをサラッと学ぶ意味では悪い本ではない。2018/10/13

mitei

93
ドラッカーの経営学的な権威から考えるとそこまで重要ではないというのが驚いた。2013/06/08

KAZOO

48
経営学の内容というかアメリカの経営学界の主流はどのようなところにあるのかがよくわかった気がします。日本で人気のドラッカーは経営学という学問ではないということや私が学生時代に読んでいたハーバード・ビジネス・レビューも経営学の学会誌ではないこともわかりました。経営学を勉強していた当時はあまり違和感を持たなかったのですが、最近は自分でも違うかなという感じがしていました。後半で理論の偏重よりも実学としての経営学を、ということを著者は言っていますがまさしくそのとおりかなという気がします。2014/12/09

速読おやじ

37
「ポーターの競争戦略論とは競争を避けるための戦略、いわば守りの戦略のことである」むむむ、確かにそうだぞ。攻めの戦略論が必要だ。という掴みの話題から始まって、結構勉強になりました。知らないコンセプトもあったし、知ってるけど理解が乏しかったものもあって、頭の中がブラッシュアップできました。例えば、トランザクティブ・メモリー=組織の記憶力に重要なことは、組織全体が何を覚えているかではなく、組織の各メンバーが他のメンバーの「誰が何を知っているか」を知っておくこと。これも改めて言われると、なるほどなるほど。2013/07/27

たー

35
経営学というのものが学問的にも実用的にも、まだかなり未熟であることが良く分かった。2013/01/12

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