内容説明
「何できみと結婚しなければならないんだ?」これがルークの答えだった。「きみには、ぼくの妻にふさわしい家柄も教養もない」キャサリンの頬から血の気が引いた。父も母もなく孤児院で育ったキャサリンは、愛に飢えていた。著名な大実業家のルークに恋した18歳のとき、何も求めず、ひたすら愛を捧げた。だが、彼女に与えられたのは、愛人という名前だった。豪華な住まい、贅沢な暮らし……そこにあるのは不安だけ。そして今、キャサリンは決断を迫られていた。●本書は、1996年9月に小社より刊行された作品を文庫化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きき
6
再読。最近のこの作家の作品は浅くて物足りないけど、以前の作品はなかなか展開が一捻りあって楽しめる。 久しぶりに読んでみると流石にベテラン作家らしくちゃんと切なくなるポイントは抑えている。2019/06/13
じょう
4
冒頭のヒーローの発言が酷い。ヒロインの障害を知らなかったとはいえ、言って良いことではない。ヒロインが去るのも仕方ないかも。ハーレクインの定番なお話でした。薄いのでさらっと読みたい時に。。。2015/02/01
ぱんだのぷうさん
1
電子書籍 流石リン・グレアム面白かった2013/02/17