内容説明
無職の二十七歳、大場が衆議院議員になった。二千万円超えの年収、都心の一等地に立つ宿舎、海外視察費約二百万円など、特権を手にして歓喜する。だが、多すぎる議員数や手厚い議員年金など、自身の身を削らずに国民にばかり負担を強いる政治家に次第に嫌悪感を抱き、自ら制度改革に動き出す……。政界の実態を抉る痛快エンタテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつうら
53
かつて、小泉チルドレンとか小沢ガールズと呼ばれる新人議員が跋扈していたことがあったが、彼らの視点を通して、国民と国会議員の愚かさを見せつけられる作品。民主主義を制するのは数。だから、議員は数を集めるためにカネを使う。でも国民はそんな金権政治から目を背ける。そして国民が見てないことがわかると、議員は政治をおろそかにして選挙対策ばかりやっている。わかっていても、げんなりしてしまう悪循環。でも、これを打破する方法がひとつだけあって、それは議員定数を大幅に減らすこと。大場大志みたいな議員がどこかにいないだろうか?2022/12/29
タルシル📖ヨムノスキー
24
高嶋哲夫さんが描く政治小説。暴走族上がりでプータローだった主人公が、たまたま見つけた政党の候補者募集に応募。合格し、比例区で当選するところから始まる物語。昔選挙の手伝いをさせられたことがあって、その当時は無所属でほとんど発言権がないのに、必死になって票を集める理由がわからなかったけど、これだけの議員特権があれば、それは多少無茶もするよね。物語の中で「ファーストフード店の店員でも政治家はできるけど、政治家にファーストフード店の店員はできない」みたいな例えがあって、妙に納得。モデルはやっぱり○村●蔵さん?2020/07/11
しょーくん@本棚再編中
17
★★★★★★☆☆☆☆国会版「もしドラ」って感じですかね。出来過ぎの展開ですが、これはこれでアリな気がします。2013/01/06
ブランドのアーメン
10
それなりにエンターテイメント。
小説を最初に書いた人にありがとう
8
政治家になるのも悪くないかなと思わせる。若い頃に読んだら勘違いしてしまいそう。 モデルは杉村泰蔵だろうか。 逆に信念のある政治家は応援したくなった。 今なら進次郎かな。ミーハーか。。2013/03/01
-
- 電子書籍
- 悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替…
-
- 電子書籍
- Sho-Comi 2024年1号(20…
-
- 電子書籍
- 神田・神保町・御茶ノ水本
-
- 電子書籍
- 相良朱音 自撮り写真集01 グラビア学園
-
- 電子書籍
- 外資系コンサルタントのお金の貯め方 中…