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内容説明
「実存主義」「ポスト構造主義」「原理主義」「功利主義」「フェティシズム」「ポピュリズム」……。あなたはきちんと説明できますか?本書は、世の中にあふれる「○○主義」「○○イズム」の意味を、政治・生き方・性癖・芸術・権力構造など13のジャンルで、それぞれの主張の相関関係を明らかにしながらわかりやすく解説!例えば、「Chapter1 いったい、どれが一番『自由』な考え方なのだろうか?」では、2つの「自由主義」、リベラリズムとリバタリアニズムについて考察。「リベラリズムでは自由を守るために国家による介入をある程度容認するのに対し、リバタリアニズムでは自由放任を重視する、つまり市場原理主義と似ている」と解き明かし、さらに関連するコミュニタリアニズムやネオ・リベラリズムにも言及する。聞いたことはあるけれど正しく説明できない、知ったかぶりして会話で恥をかきたくない、そんな人におすすめの一冊。
目次
いったい、どれが一番「自由」な考え方なのだろうか?
正しい政治はどうしたらできるのか?
よい行動をするための原理はなんだろう?
判断を間違えないためには何に頼ればいいか?
私の心はいったいどう働いているのか?
自分と他人の区別はどうやってつけるのか?
いったいどうすれば、私は個性的になれるのか?
貧しきことは美しきかな?
私はどうやって国を愛するのか?
いったい私は何をどう愛したらいいのか?
どのように人は支配・差別するのか
生きていくためには、何を頼りにすればいいのか?
組織の中の困った人々に、どう対処するか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
23
著者の本はこれで3冊目。どれもタイトルに惹かれて購入したもの。本書は書名のとおり主義、~イズムを体系的に解説しており、なかなかに面白い。ただし、本書の知識を使いこなして、帯にあるように議論で負けないようにするには、もっと深い理解が必要だと思った。これも再読必至かな~2018/03/22
はる坊
12
この本を読んだあとは、否応無く物事の見方が変わる。同時に現実がより具体的なものとなって現れる。2015/01/25
Tatsuya9
8
同じ自由主義でもリベラリズムとリバタリアリズムがあったり、快楽主義でもヘドニズムとエピキュリアリズムがあったりする。今まで区別がつかなかった部分への解説があるので、かゆいところに手が届く感覚だった。▼他の文章などで、〜イズムという表現が出た時に文脈で解釈している人にとっては特におすすめである。繋がりもわかるので、読んで損はないだろう。▽ただ、2012年はグローバル化、新自由主義真っ盛りだというのもあるだろうが、著者の主張全てに賛同できる訳ではない。自分の考察も含めながら読むのが良いかもしれない。2020/05/28
毛利武良
7
☆☆☆ 古今東西に手を出しながら一撫でだけで駆け抜けるよ。似てるけど違う気がする、でも違いを説明できない、というところをちゃんと説明してくれてる。ホント分かりやすく一言でバッサリだから、もっと詳しくは専門の書に譲ると最初に断り書きがあったけど、そういうのも親切かつ良心的。 どう転んでも○○主義と言われてしまうのはなんか悔しいね。2013/07/17
pika
4
簡易ながらも読みやすくわかりやすい。ただ物足りなさは否めない。辞典と冠するだけあって網羅的に載ってるんだけど一つ一つが短い。わざとシンプルで読みやすいものを選んだのでそれは適っているんだがもう少し突っ込んだのが欲しい。一言二言で説明が終わってたり、長くても1,2ページほど。そして著者の主観(思想?)が入った感想が邪魔。プロローグで『自分で色んな主義に当てはめて考えてみて』なんて書いておきながらそれはどうなんだろうと。色んな人の意見があることだからとは言えその部分はなくても成立してるから蛇足に思える。2020/11/10
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