僕の心の埋まらない空洞

個数:1
紙書籍版価格 ¥1,870
  • Kinoppy
  • Reader

僕の心の埋まらない空洞

  • 著者名:平山瑞穂
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 新潮社(2013/02発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784104722044

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

栄転を目前にした検察官が最後に手がけた事件は、社内不倫の果ての殺人だった。故意なのか、それとも事故なのか。「検事さんにだけは本当のことを知ってもらいたい」と、恋の始まりから終わりまでをねっとり語る被告の言葉が、真面目な官吏のおだやかな毎日を少しずつむしばんでいく。思わず我が身を振り返る心理サスペンス長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiru

85
検事と被疑者、二人の男性視点でストーカー行為の全容を解き明かしていく。 犯人の自己正当化した論理は身勝手。 でも男性の心理描写が緻密で、ストーカー化する分岐点の一端に触れた気がする。 鍵は『埋まらない空洞』。 それは自分を受け入れてくれる存在への渇望なのかな。『イノセントデイズ』の「誰かに必要とされたい心理」を思い出す。 いつか失うくらいならと手を伸ばさない人生と、欲しいものに手を伸ばす人生。 そのどちらも、後悔することを後悔しない覚悟をもっていれば、足を踏み外すことはないのかもしれない。 ★42018/07/23

Satomi

68
同僚との不倫、ストーカー行為、ついには相手の女性を殺害した男と、その供述を聞き取る検事。2人の心情が交互に綴られていく。「僕の心の埋まらない空洞」このタイトルの通りストーカー男は何を求めても何を得ても埋まらないのだと…。ストーカー男に感化される検事もまた…。埋まらない、埋まるはずがない。シラケた気持ちになるような所もあるし、共感できる所も多々ある。なんだかやるせない。2017/10/26

里季

67
ああ、もう、男ってやつは!!とイライラしながら読み進め、最後までイライラはおさまらず、でも読後にはすごい本を読んだと久々にガツンときた。検事とストーカー犯罪者の心理は男としてはほとんど同じ身勝手な理屈をグダグダと並べている。女の方もずるい。はっきりものを言わない、思わせぶりな態度、これらが男を振り回す。結局男女はわかり合えないのか。それにしても男ってなにさ。2018/10/13

ミーコ

58
図書館のオススメ棚の中から選んだ1冊です。ストーカー男と検察官の両者から見たお話が交互に描かれています。こんな身勝手な❢ と思いながら引き込まれて行きます。ストーカー男は 分からない事も無いけど 真面目で堅物で通ってる検察官 これで良いのか?と思いながらも 読ませます。しかし 何故 ご両人 魅力のある男と思えないのに こんなにモテる? 作者の願望も入っているのか❓なんて思ったりして‥w こんなパートナーは要らないです。嫌な気持ちになりましたが 面白かったです。2018/10/02

むぎじる

33
同僚と不倫の末、付き合っていた相手の女性を殺害した男と、その供述を聞き取る検事。交互にお互いの心境が語られていく。満たされているはずなのに何かが足りない。その空洞に偶然すっぽりとはまった女性の存在。空洞が満たされた恍惚感は、女性を執拗に追いかけるストーカー行為に発展していく。こんな恐ろしい男につかず離れず追われながら、なぜ女性はきっぱりと別れられなかったのだろう?男ほどではなくても、女性も空洞を埋めてもらった過去の記憶が刷り込まれてしまっていたのか?理性をコントロールできなくなると、身勝手しか残らない。2013/12/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5369601

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。