内容説明
次期総理が確実な大物政治家・鏑木の醜聞を暴き、地方へ飛ばされた元大手新聞記者の藤中太郎。ジャーナリストの使命感に燃えた藤中は零細新聞社に再就職し、生命の危険を冒しながら政財癒着の金脈構造に果敢なメスを入れ、度重なる妨害をはね返しつつ巨悪の核心に迫る。ジャーナリズムの社会的責任を鋭く問う傑作長編ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toshi
2
森村誠一さんらしくないタイトル。地方零細新聞社の記者が権力と戦うというストーリー。読後の気分は爽快です。2014/01/02
しろいし
2
森村誠一さんにハマるきっかけ。登場する男がかっこいい。
330
2
中学二年生の娘が「恋愛小説」と間違えたこのタイトル。内容の大半は、記者が政治家の不正を暴く展開なのだが 「夜明けのコーヒー」を一緒に飲む相手の淳子さんが、物語に登場していないのに存在していて、ある意味恋愛小説だったのかも!2012/10/07
コットン
1
森村さんらしくないタイトルに、読んでみたくなりました。読み始めると中身は森村さんらしさいっぱいでした。ただ遂にインターネットという言葉が出てきて(←出てこない古い作品から読んでいるので。)ミステリーの成り行きにすかしを食らう気分でした。でも森村さんはうまく取り込まれています。 優佳が可愛くて好きでした。コーヒーもイメージが良くなり上手いと思いました。2019/09/28
かなっち
1
大きな力に弱小ながらもひるまずに立ち向かう内容がとても良いです。読んでいてスカっとしますが、話がトントン拍子すぎる感があり、もう少しひねるとさらに面白い物語になりそうです。2016/08/10