内容説明
伝説の雀鬼・桜井章一が教える、人間本来の持つ「生きる力」を磨く方法。
この時代、「孤独」や「不安」に負けないためには、一体どうすればいいのか？
20年無敗の大記録を樹立した著者が語る“独り”でいることの強さの秘密。
目次
第１章 人生は孤独から学べ（これからは本能の赴くままに人間関係をつくっていけ 電波で通じるな。生で通じろ ほか）
第２章 孤立から人間を知る（寂しい者同士で群れるなら孤独でいた方がいい 親子の心理的な繋がりを断ち切ると孤独がやがて孤立へと変わってしまう ほか）
第３章 雀鬼流・不安を薄める方法（視線を「弱」の方、「小」の方に向けてみろ 社会を横にラインで捉えれば、周囲の見え方が変わってくる ほか）
第４章 もっと楽に生きられるはず（選択肢を少なくすれば見えてくるものがある 親友なんて、無理してつくれば苦しくなるのは自分ばかり ほか）
第５章 自然が君を導いてくれる（今の社会人はうんこにたかるハエと同じ 与えられる生活など捨て、自ら生み出す意識を持て ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェ・ブンブン
10
群れないで得たものも大きいが失ったものも多い私にとって、｢群れない生き方｣を教えることは非常に難しく、読者も安易に鵜呑みにしてはいけないと思った。なんたって｢奇跡のリンゴ｣の人もそうだが、山頂にたどり着けたから自分論を語れるのであって、結果を残せていない段階においてこの場合だととてつもないアウェー感を味わい下手すれば絶望してしまうだろう。私もそうだが、孤独に耐えられたときには面白い景色が手に入るが、やはり諸刃の剣だな～2013/06/23
K K
4
素晴らしい！最後の、孫との話が感動しました。素晴らしい方ですね。 生きる武士です。究極のいい男、ここにあり！ 現代人必読書。2012/10/31
真香@ゆるゆるペース
3
群れるのが苦手で一人が好きな反面、寂しがり屋という自分。何かヒントになることが得られそうな気がして、手に取ってみました。すごく読みやすく、「なるほど、こういう風に考えれば良いんだな」という気付きも結構あったりして、面白かったです。麻雀界では伝説と呼ばれる著者の、周りへの感謝を忘れない謙虚な人柄なのに誰にも媚びることなく本能に従って生きるスタイルや、孤立しないのに群れないバランスを自分も見習いたい。ただ厳しくカツを入れるだけでなく裏に優しさを感じる文体で、他の著書も読んでみたくなりました。2018/05/06
Nunokawa Takaki
3
やっぱ凄いわ桜井さん！この人の著書を読むたびに唸らされる。本当に本能と感覚で生きている人なんだなあ。何冊か読んだ自分も既にこの人のスタイルをいくつか実践できている。取り敢えず損得で誰かとつるまない！要はそいつといて面白いかどうかである。それはもはや「友達」ではなく「仲間」である。周りから変人扱いされようが構わない。損得で動かず、面白いかどうかで動こう。本能で生きるためには、無駄な知識などは切り捨てていこう。こうなったら今後農業で働くか。五感をフル活用する一番良い仕事だ。2014/10/04
百栗豆茶
2
勝負師、桜井章一氏の書き下ろし。当てにするから苦しくなる。この世に生きる人たちは常にいろんなものを当てにして生きている。著者は、道場生たちに「努力が報われるなんて思うな。してきた努力は省略して生きろ。何かを当てにもするな。期待なんかするから苦しくなったり、病気になったりするんだ」と教えているという。かって、20年間無敗、雀鬼の異名をとった著者の言葉には重みがある。「自分はなんて情けないんだと思う、その情けない自分こそが本当の自分であり、その自分に向き合うことで人はより強くなる」と。良書だと思います。2021/08/16
