内容説明
被害額4300億円、被害者7万人と、戦後最大規模の消費者被害事件となった安愚楽牧場事件。1990年代、そして2000年代後半に起こった「ふるさと牧場事件」など、怪しい和牛預託商法が行われ、そして摘発されてきた歴史があるにもかかわらず、悲劇はまたもや繰り返されたのはなぜなのか?自他共に「詐欺専門記者」と認める共同通信社記者が、徹底取材で分析した「詐欺犯罪はなぜなくならないのか」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
10
中途半端なビジネスのプラットフォームに、本当に悪いやつらが寄ってタカル。本当に悪いやつらは、潮時を知り、いつの間にかいなくなる。プラットフォームを造った人間だけが、罰せられる。騙された人は決して悪くない。騙したやつらが悪い。よく考える。自分だけは大丈夫とか思わない。(少し改訂)2017/05/17
すーふ
3
「被害に遭い、(略)人生を狂わされ、精神的に大きなダメージを受ける。加害者に対する刑罰は軽い上、それ以前に捜査機関はなかなか重い腰を上げようとせず、罪に問われることすらまれだ」という部分が性犯罪と似ていて驚いた。今の時代、命そのものと同じくらい、個々人の人生や人権には価値がある。それがフェアに裁かれてほしいと思う。個人の生活に入り込み恥を利用して明るみに出させない犯罪は酷い人権侵害だし、被害者が自業自得だと思わないように、周囲もそのような発言をしないように変わることが必要だと思った。2018/12/08
海
3
2011年の破綻まではよくテレ東で土曜の夜にCMが流れていた安愚楽牧場。ちょうど今日元社長逮捕へというニュースが流れてきたので、非常にタイムリーな時期に読めてラッキーだった。安愚楽牧場が和牛商法最後の生き残りだったとか、他の和牛商法とどの点が違ったから最後まで残ったのかなどはわかりやすかったけど、もっと細かく書いても良かったかなあと思う点もあった。2013/06/16
humi
2
数年前の安愚楽牧場、更に数年前のふるさと牧場の、主に2つの事例が取り上げられている。筆者の視点で取材の様子、事件の経緯が詳細に記述されており、背景が良く理解できる。趣味の一環で詐欺の取材を行う筆者の意欲に脱帽。後半では和牛意外の事例も取り上げ、詐欺犯罪への警察の対応の鈍さや、騙された方が悪いという偏見、被害者の生活への打撃など、詐欺がいかに厄介で悪質かが語られていた。2014/09/29
ゆうゆう
2
まとまったお金を持たない者には、縁のない事だったが、定期的にお肉になって、儲けもでて、定期よりも夢のある商品だなぁとは感じたことはあったが、そうかぁ、現実は甘くないのね。やっぱり。酪農という牧歌的なゴロとは裏腹な採算無視の手法。詐欺だと思うなぁ。2013/12/16
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