講談社学術文庫<br> 世界人名物語 名前の中のヨーロッパ文化

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講談社学術文庫
世界人名物語 名前の中のヨーロッパ文化

  • 著者名:梅田修【著】
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  • 特価 ¥440(本体¥400)
  • 講談社(2015/01発売)
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  • ISBN:9784062921329

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内容説明

神々や英雄への憧憬、聖人や名君への賞賛から生まれた名前。歴史と文化に根ざす人々の思いと固有のイメージがこめられている名前の由来と変遷をさぐり、多様な文化の交流と積み重ねの上に成立しているヨーロッパの発想、価値観、社会観を明らかにする。ギリシャ・ローマ神話からハリウッドスターまで、人名で読み解くヨーロッパの文化、歴史、民俗。(講談社学術文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shizuca

7
語源がわかるって楽しいなぁ。日本だと、自分の名前に使われている漢字の意味を調べて名前の意味を知ったりする感じになるのか。使用する漢字のバリエーションが豊富だから「この名前はこんな意味がある」とは一概には言えないところがヨーロッパの人名とは違うところかと。昔からある名前を使う(流行り廃りはあるにしても)のはとても素敵だと思います。由来がわかるところも羨ましいです。2016/05/18

くまくま

5
世界人名〜とあるが、内容はヨーロッパ人名〜である。ヨーロッパの人名が聖人や神話の神に多く由来することは知っていたが、その語源やその国々での言葉の違いによる変化を辿ることができた。日本では漢字から簡単に読めない、いわゆるキラキラネームが増えているが、ファーストネームが洗礼名としての意味があるため、ヨーロッパではそう言った名前は表れづらい(あることにはあるらしいが)のかなと思った。2021/04/11

コリドラス・ステルバイ

2
西洋人の名前は聖書や神話に由来するものが多いことは知っていましたが、キリスト教の普及や民族主義の高揚など、時代背景により流行が変わっていく様子についても解説されており、非常に面白かったです。古い時代のことになるほど一般民衆についての記録は少なくなりますが、こういった切り口から彼らの心象に思いをはせることができるかもしれないなと思いました。2023/03/04

seichan

2
ヨーロッパ系の人名のいわれや変遷などを、語源などにも遡りつつ紹介する本。「なるほどそういう意味だったか」と納得して面白かったので、さらに類書を読んでみたい。2018/06/28

トマシーナ

2
ジョンだのデヴィッドだのと、一般的に使われている名前の語源を探ることで、ヨーロッパの歴史を紐解くことになるとは。今でこそ聖人に纏わらない名前も命名可能だが、多少の流行り廃りを除いても、欧米では聖人や英雄の名前を命名するのが一般的だ。実は奥深い歴史があったことに感動。あまり馴染みのないスラブ系の名前の語源等も解説されていて、とても興味深かった。2017/03/13

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