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内容説明
社会人になっても数学を学びたい人のために、大人だからできる勉強法を解説する。最大の売りとして、大学レベルまではどんな問題にもこれだけで対応が可能という「10のアプローチ」を紹介。数Ⅰレベルの問題を解きながら進むため、読むだけで高校数学の復習にもなる。きたみりゅうじ氏の解説イラストも読者を惹きつける。
目次
第1部 数学はどのように強勉すべきか(暗記はしない 暗記の代わりにすべきこと 定理や公式の証明をする 「聞く→考える→教える」の3ステップ 自分の「数学ノート」を作る)
第2部 問題を解く前に知っておくべきこと(数学で文字を使うワケ 未知数は消去する 問題集の使い方 苦手な人に欠けている「解く」ための基本 数学ができる人の頭の中)
第3部 どんな問題にも通じる10のアプローチ(次数を下げる 周期性を見つける 対称性を見つける 逆を考える 和よりも積を考える 相対化する 帰納的に思考実験する 視覚化する 同値変形を意識する ゴールからスタートをたどる)
第4部 総合問題―10のアプローチを使ってみよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
35
ここ最近読んでる数学の読み物で一番今の自分に合った内容だった。もちろん理解が追い付かない箇所もあるけど公式の証明を改めて行うことで先人の考えを共有しようとする考えや具体的に「こんな感じで」というように例題を用意してくれて楽しめた。私はある程度の解法暗記は必要だと思うし暗記が不要とは思わないけど著書の言いたい事が少しは分かった気がした。他の著書も読み広げたい。★★★☆☆2022/03/13
momogaga
33
積ん読解消。数学のどんな問題も解けるようになりたい。3年間の中期目標です。まずは第一歩。2020/02/11
Take@磨穿鉄靴
26
再読。前回より多少深く読めた。最後の演習は今回も手が出なかったけどまたしばらく勉強してから向かい合えばまた違った世界が開けそう。難し過ぎないこの本は定点観測として定期的に読み直したい。今回は次数を下げる、対称性を利用する辺りの理解が深まった。前回はまだ未修でさっぱりだった複素数平面の話も少し分かって成長を感じる事が出来た。数学は楽しい。そして難しくておっかない。ただ未知と既知の境界を自分で変えていけるのは数学に限らず楽しい。こうした感情の集合が私なりの生きる意味なのかもしれない。★★★★☆2023/04/15
Shinchan
20
数学の問題をどのように考え取り組んだら良いか、具体的な問題を例に10のアプローチを使って分かり易く解説している。2017/07/21
みんく
12
学生でも学生じゃなくても、数学好きな人でも苦手な人でも、少しでも興味があればとってもおもしろい本!割り算の意味って?連立方程式とグラフの関係って?などそもそもから学べる。例題「13の2000乗を、12で割ったときの余りを求めなさい」こんな途方もない問題も、ガウスの合同式を使って簡単に(?)解ける!合同式については『面白くて眠れなくなる数学』で出てきていたので、何とかついてけた。学生のときに読んでいたら数学が好きになっていたかも。ただ、最終章の総合問題は難しい。さらっと読んだだけ~。2020/11/01