上海、かたつむりの家

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上海、かたつむりの家

  • 著者名:六六/青樹明子
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • プレジデント社(2013/06発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784833420211
  • NDC分類:923.7

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内容説明

中国じゅうを熱狂させ、突如打ち切りとなったテレビドラマ『蝸居』の原作。
中国人さえ「大事実了!(あまりにもリアルすぎる!)」と驚愕した大ベストセラー小説。

地方出身、大卒、共働き、離れて暮らす子どもひとり……。
上海で暮らす若いカップルのささやかな夢は、
“かたつむりの殻のような狭すぎる住まい”から一刻も早く抜け出すことだった。

貧富の差の拡大、拝金主義、住宅問題、官僚の汚職、ローン地獄……。
上海を舞台に、中国人男女4人の可笑しくてやがて切ない夢と希望と現実を
100%リアルに描く、かつてない問題作。


──中国人は年収の100倍近い家をどうやって買うのか?
──発覚すれば厳罰なのに、なぜ公務員は汚職を繰り返すのだろう?
──中国人のホワイトカラーは日系企業をどう見ているのだろう?
──中国人のイメージする「日本人」とは?

「中国の不思議」を解き明かしてくれる本書は「小説上海現代史」の側面をもつ。
小説としてはもちろん、中国に、上海に関わり関わろうとする人、
今のリアルな中国を知りたい人の参考書がわりとなる1冊。


【目次より抜粋】
■貯金の増える速度は物価上昇の速度に、永遠に追いつかない
■処女のような新築の家が欲しいの
■消費は欧米にならえ、収入は南米・アフリカにならえ
■先に豊かになった人のために奉仕する
■結婚なんて、つまりは金勘定よ
■彼女にとって、家とはお墓なんです
■残業はアジアの文化だ
■愛人のいる男の生活はブルーカラーと同じである
■心の傷はなんとかなっても、面子をなくしたら男は終わり