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内容説明
本書では、簡単な作業で決算書を図に置き換えられる表(利益改善図表)を使って、財務知識がなくても自社の経営状態を正確につかむ術を解説します。
あわせて、普通の貸借対照表より使いやすくてわかりやすい「資金別貸借対照表」も紹介。
利益改善図表とあわせて使えば、会社の未来を「資金」と「利益」の両面からシミュレーションすることができます。
財務三表は「数字が羅列しているだけのつまらない表」と思われがちですが、本書の方法を使うことで、直感的に図でイメージでき、会社の未来を「数字」で語れるようになります。
目次
第1章 伸びる会社は「未来」を数字で描く(数字に強い社長のいる会社は伸びる 決算書でわかることは何か ほか)
第2章 利益改善図表を活用する(利益改善図表とは何か 利益改善図表をつくる手順 ほか)
第3章 資金別貸借対照表を活用する(資金別貸借対照表とは何か 資金別貸借対照表の構造は? ほか)
第4章 会社の未来をシミュレーションする(収益構造を改善する―「人財生産性2倍」をめざすケース 戦略の問題点をあぶり出す―「エリア拡大により年商2倍」をめざすケース ほか)
第5章 会社を伸ばし永続させる「3つのカギ」(ビジョンを明確にする 利益を出し、資金の循環をよくする ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
13
ざっと眺めた。今の私の立場・役割に照らすとあまり有用ではないが、存在価値のある一冊▼「財務諸表(とくにキャッシュ・フロー計算書)は中小企業経営者が理解・活用するには難しすぎて役に立たない」と主張▼「利益改善図表」と「資金別貸借対照表」という独自様式を示して使い方を説明▼効果・質は一読段階では評価できないが、「会計専門家による中小企業向け経営コンサルティング」のアプローチの具体例として興味深い。2023/10/13
手押し戦車
10
決算書を逆から読む事で最終利益を得るのにどんな過程を得たのか目標にする数字を入れる事で、会社の癖を掴み、売掛が多い事や損益分岐が上がったなどの現状とのギャップを埋める戦略や戦術を立案する事が容易に見える化になる。決算書を達成したい経常利益を決めて固定費を加えた金額が必要な粗利となり粗利率を使い売上を出す。理想は利益率を高めながら、材料を仕入れ、製造し、早く販売して、出来るだけ早く現金を回収する。この回転と現金が回ってる間は赤字でも潰れない。生命は血流が止まった瞬間に活動を終える。マーケティングとして見る!2014/11/13
黒とかげ
0
確かに決算書だけでは会社の未来は読み切れないなぁ。ただ、数字にこだわりすぎると未来が小さくまとまってしまう気もする。実際のところどうなんだろうか?2021/12/03