内容説明
「もう一度、小津先生とごいっしょに、精一杯の仕事ができたらと、それだけが、ほんとうの心残りです」映画に殉じ、六〇歳で世を去った名監督。その彼に殉じ、四二歳で銀幕を去った「永遠の処女」。『晩春』『麦秋』『東京物語』……名作と所縁の地を丹念に訪ね歩いて紡がれる、世紀のプラトニック・ラブと、その全貌――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
3939タスタク
13
案外読みにくい本だったと云う感想が相応しいのかもしれない。おそらくは小津監督の作品をちゃんとした形で観た事が無いし、原節子さんに至っては私が物心ついた頃には、既に隠遁生活を送られたいた訳ですから。小津監督が亡くなるのと時を同じくして女優を引退される訳ですが、男女の関係は無かったのかもしれないが精神的に結ばれた二人なのだろう。まさに『殉愛』の言葉がハマるような気がしますね。2012/11/10
Lily ※amazon不買運動中
3
全くの斜め読み。キュレーション本で深みなし。一級資料ではない。2021/06/14
人非人
2
「晩春」に感じた、居心地の悪さのわけが、少し分かった。2016/04/17
おばりん
2
永遠の処女のキャッチフレーズ?と日本人離れした外見が結びつかなくて、実は昔 田中絹代さんと混同していました。ロマンスがある話かと思いきや映画の話題が満載で、ゲオに再度出かけるはめに・ふふ!楽しいご本でした。2015/02/27
まさやん80
2
小津安二郎と原節子の映画との関わりから始まり、小津映画の中での原節子の位置づけ、小津の映画の魅力を語りながら、その断片から二人の関係を推し量る。確かな証拠がないだけに、その推理は著者の独りよがりの部分も無きにしも非ずだが、それでもそうかも知れないと思わせるだけのものはある。もう一度小津映画を見直したくなる。2014/06/21
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