文春新書<br> 日本破滅論

個数:1
紙書籍版価格
¥847
  • 電子書籍
  • Reader

文春新書
日本破滅論

  • ISBN:9784166608713
  • NDC分類:304

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

震災復興の遅れ、脱出できないデフレ、不毛な議論の続くTPP、否応なく巻き込まれるグローバル恐慌、橋下徹を生んだポピュリズム、「ネバーギブアップ」で導入する増税。これらの「危機」をもたらした犯人は誰だ? 政治家、官僚、学者、マスメディア……『公共事業が日本を救う』の藤井聡さん、『TPP亡国論』の中野剛志さん、気鋭の論客2人が日本の没落をもたらした様々な「罠」を撫斬りにする衝撃の書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fonfon

15
藤井聡x中野剛志、このおふたりのほうが、よほど颯爽とした「維新の志士」ではないでしょうか?活力のある人間は行動を変える、だが、活力のない人間は認識を変えてしまう。「沈黙のらせんをたて!」という主張には大いに賛同します。小賢しく黙ってしまう大衆の「沈黙のらせん」が長期化すればするほど、少数意見が大多数の方向性を変えてしまう危険に警鐘をあげておられます。これは希望の書。タイトルは良くないです。編集者遊びすぎ!タイトル変えたほうが、評判良くなると思います。2012/10/11

さきん

13
この国の政治、経済、社会に危機をもたらしたものは何か。構造改革、デフレ下の大増税、自由貿易至上主義、ポピュリズム…その根本にある日本の病理を気鋭の論客二人がえぐりだす。2015/07/19

K

10
あんま役に立たないけど、ハイデガー哲学の要約とか村上春樹の海辺のカフカの引用は良かったね。2016/07/18

蛞蝓書房

9
「文芸書ばかり読まんと、勉強の本も読みなはれ。」と上司に言われて、この本を読んだ。むむむ。勉強になる。しかしさすがは京大の先生。難しい話を簡単に言う。これだけではさっぱりわからんので、他の本も読むとしよう。2013/04/03

ミッキー・ダック

8
「列島強靭化論」の藤井氏と「TPP亡国論」の中野氏の対談。二人の根底にあるのは、現実を見ない経済学への批判、構造改革とグローバル化でデフレと格差を拡大した新自由主義への批判、思考を停止し私利私欲に走る大衆への批判である。日本の政治家・官僚・企業家・学者・メディアがそうした思考に陥り日本を破滅に導く動きをしていると警告し、自らは、本来の国民のために諸学問を俯瞰した総合的な経済政策の立案を志し、多数派に対抗して言うべきことを言い続けることを使命としている。政治・経済・社会について考える時の基礎を教えられた。 2013/03/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5249547
  • ご注意事項