講談社文庫<br> 擬態

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講談社文庫
擬態

  • 著者名:永嶋恵美【著】
  • 価格 ¥639(本体¥581)
  • 講談社(2012/09発売)
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  • ISBN:9784062773553

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内容説明

成り行きで家出少女と同居を始めた女子大生ナナミは、友人の死に責任を感じつつ生きる元ヤンのクニコとおざなりなメールのやり取りを続けていた。平凡な郊外の街で、二人の日常が交差する時、過去の記憶の輪郭が残酷に浮かび上がる。“嫌ミス”の旗手が挑む新境地! 『W-二つの夏』を改題。 (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

76
出来過ぎてしまっている印象で読み終えた一冊でした。家出少女と女子大生ナナミの出会ってからのお互いの感情のやり取りと葛藤、そしてナナミと元ヤンの関係だけでの内容の方が良かったかなぁ~と思っています。作家さんの意図は、そんな単純な設定では・・・という事かもしれないけど、個人的には登場人物が繋がり過ぎていて、尚且つハッピーエンドで終わっちゃうという内容が現実感が薄れてしまった感があり、読んでいて心に余裕が持てなかったですね。でも、結構夢中で読んだと思います。そういう点では、心をつかまれていたんですかね?2016/10/09

えりこんぐ

41
幼馴染で現在はメールのやり取りだけのナナミとクニコ。淡々と交互に語られる2人の夏。どこで交わるのかな?と思ったらなるほどー、こんな関係だったのね。気づかなかったー。文庫本タイトル『擬態』の意味をよく考えればわかる人もいる、のか? 【積読11】2023/02/23

tom

26
おぉぉ、面白かった。結局驚かされるの好きなんだな私単純…と思わなくはないけど。読み終えて考えるに、昨今の就職するための大学に対する風刺も効いてる気がして大変よろしい。全体的にどちらかというと暗めの雰囲気だけど、そこでリョウ君の明るさが光る。2017/01/21

したっぱ店員

21
二人の視点から語られる話がどうからむのか??ちょっと最後の方の肝心の人間関係がごちゃっとして混乱しかけたが、ラストもふんわりしてなかなか好み。以前この方の本を読んだとき「永井するみさんのよう」と思ったが、柴田よしきさんにも似ているかも。売れるように!という仕掛けは大切かも・・だけど、これ嫌ミスと謳うのは違うんじゃないかな。嫌ミスじゃないと思うよ。それではまさに「擬態」だよー。(誰がうまいこと言えと。)2012/09/10

キムチ猫屋

9
どんなミステリー的展開があるのかと期待しながら読んでみたら、あらあら、ちょっとホッコリしちゃったわ(*´∀`)期待外れなんだけど、後味はグッドねー。多感なときのコダワリって、大人になるにつれ、薄れたりするよね2018/06/02

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