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内容説明
「新・日本」創造のための根本問題と処方箋を大胆に提示。
日本の可能性と潜在力を開花させるために、「今」われわれは何をなすべきなのか。
この半世紀に、情報化、グローバル化、環境制約の激化、人口爆発など世界のメガトレンドの潮流が大きく変わった。一方で日本は「失われた20年」と言われるほど、低迷が続き、デフレが長期化し経済の活力が削がれてきた。また高齢化、少子化が加速し、人口が収縮する中で、財政難が増幅しつつある。
環境条件のこれだけの巨大な潮流変化の中で、自らのシステムが進化しなければ、衰退するのはあたりまえであり、むしろ衰退しなければおかしい。逆に言えば、メガトレンドの変化をとらえ、新しい環境条件をしっかり見据えて、40~50年も古くなった現在のシステムを、覚悟を決めて、新たな環境にふさわしい仕組みに変革していけば日本にはまだまだ大きな可能性と潜在力はあるということである。
未曾有の国難の中、日本の可能性と潜在力を大きく開花させるために、「今」われわれは何をなすべきなのか。
千葉商科大学学長にして、切れ味鋭い言論でお馴染みの島田晴雄氏が、処方箋を大胆に提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
3
エコノミストの大先生による日本の将来を按じたもの。ご自身も被災地に入り、女川の悲惨さを実感された。そのような現場を踏まえた、日本再生のあり方とは、結局、人間復興なのではないかと思えてきた。教育のあり方を述べた箇所に現れている。考える力、疑問を持つ心、問題解決能力、異文化理解(258頁)。つめこみではなくて、議論、質問、体験、実験、問題解決演習(259頁)。大事だなー。人が育てば社会を変えることもできる。2013/06/01
ハザマー
2
講演を聴いたことがある著者だが、まず分かりやすいのが いい。また、エネルギー、介護、住宅産業、農業、医療業 界などへの提言もなるほどと思わせる内容も。 病気を治すより病気にならない健康な身体づくり、その産 業への資金補助が生きると。 癌も早期発見ならヤブ医者でも治せる、遅い発見は名医で も治せないとの言葉も。2014/12/11
ゆうぼう
1
わたしには各論の詳細データは合わないようだ。というか、考えられない。細かすぎて。これからは総論ベースでのイメージを読むことにしよう。 述べられている内容には特に新しい提案は観られなかった。 2013/01/17
にょろ
0
日本経済を深刻な合併症と例え、「長期デフレ」が悪質な糖尿病(体力の低下)、「累積財政債務」が循環器疾患(心臓麻痺、脳梗塞などの恐れ)、「希望格差」は統合失調症、自己制御困難。そんな自己コントロールを失ったなかで、「東日本大震災」という大怪我を負った。そこに「高齢化」という骨粗鬆症が覆い被さってくる。 経済だけでなく、あらゆる視点で原題日本の問題が描かれている。たまにはこういう本を読んで勉強しないかんわ。2012/09/22
w
0
良書。うわー誰も読んでないw各分野、大変参考になりました。2012/08/17
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