大災害と法

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大災害と法

  • 著者名:津久井進
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 岩波書店(2012/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004313755

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takizawa

7
災害法制の概観ができる便利な本。行政法がメインなので,それぞれの自治体がどう動けば良いかがよく分かる。法的拘束力のない「通知」「事務連絡」に縛られて自治解釈権を活用できていないこと,過度に前例主義に陥っていることが柔軟な対応を妨げているとの指摘。ラストでは,地方自治のあり方を問い直したり,ジェンダーの視点にまで踏み込んだ議論がなされている。2012/12/02

あくび虫

3
前半はとても興味深く読み、後半は頭に入ってこなくなりました。筆者の問題意識や主張は早々に完結しているので、あとはそのなぞり返し。様々な法律について触れるのですが、どれも似たような話で混ざってきます。とにかく、問題が多いことはよくわかりました。2017/05/31

よし

2
住宅政策が専門の先生から勧められた本。著者は東日本大震災の際に岩手弁護士会の実施する被災地での巡回法律相談にも同行した弁護士さん。災害関係法の歴史、災害の発生時から復旧・復興に至る関係法規とその限界・課題などについて分かりやすくまとまっていて良い本でした。2015/06/15

錦織 祐一

2
いやー。やっぱり僕はリーガルマインドが乏しいので(笑)咀嚼しながら読んでいったらかなりの時間がかかりました。それでも十分に理解しているとは言えませんけど……。ただ、津久井先生の被災地への熱い思い、中でも改憲論が盛んな中で「今の憲法の理念を忠実に実現させれば被災地はかなり助けられるのに、なぜそれができないんだ」という現状への疑問がヒシヒシと伝わってきました。ぜひ再読して、災害法制について深く理解したい一冊です。2014/03/06

False_be

2
現在、東日本大震災と法の関わりについて学習しているので、テーマとしてピッタリでとても参考になりました。立法趣旨を考えると、どの法律も人を守るために存在しているように思います(もちろん、本書の指摘のように法体系自体の不備は多くあるように感じましたが)。法が乾いたルールとなってしまうのは、運用者が趣旨を考えずに機械的に適用してしまうからではないでしょうか。2012/12/23

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