内容説明
初心者はインテリアに目を奪われるが、住宅通は家のすみずみに目を凝らす。心地よさ、堅牢さ、収納力――いい住まいとは「いい部品」の見事な結集なのだ。大きな柱や壁から、普段は隠れた釘や鉄筋まで52品目を厳選、それぞれの歴史と物語を綴る。蛇口はなぜ「蛇」なのか? 丸型からレバー式になったドアノブの最新型とは? 「頼りない」襖や土壁ならではの効用は? 我が家が違って見えてくる、新たな愉しみをこの一冊で。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
219
家にある部品や家具の由来が辞書のように詳しく書かれていた。いい家の条件にはこのような部品の充実が大事だと思ったがあまりタイトルとは違ってるように感じた。2015/10/10
calaf
10
住居関連の雑学集。コンセントの二つの穴に差があるのは知っているけど、プラグの方にも差がある?そう書いてあるけど、あるような、ないような...郵便受箱って、法律で設置が義務づけられているのか...等々...2012/08/13
Humbaba
5
ものの評価というものは,実際に使ってみた時に最もよく分かる.そして,その使い勝手を決定付けるのが,細部である.細部までこだわって設計された家は,たとえ一部でも物語を持っている.2012/10/29
もくたつ(目標達成)
4
面白かった。家の部品である扉、取手、瓦、床などの変化を分かりやすくまとめたもの。専門用語が少なく読みやすかった。2019/06/22
amnioticfluid
3
気まずい。これは一体何なのか?永江朗の他の本を読んで気に入ったから、そして自分も家探しをしているからという理由で読んだのに、頼んだカレーの野菜が全部生で硬かったかのような、絶大な失望感。図鑑を読んでいて図が余計だと感じるような人、wikipediaを読んでいて文章が柔らかすぎると感じる人にはおすすめしたい。興味のある項目についてこれほど退屈に書けるとは!永江朗のせいではなく、大和ハウス工業総合技術研究所のせいでしょう。気まずくて4項目ぐらい読んでうんざり。2015/03/06