内容説明
議員会館から、闇献金の一億円を強奪した犯人は、かつて“人斬り秀”と言われた元ヤクザの花田。花田のかつての弟分、花田を追い続けてきた元警官、暴力団とつながっている現職警官――花田の行方を捜し、追い続ける彼らと、残りの命が長くない花田。『地の底のヤマ』で炭鉱の町・大牟田を舞台に見事に男の世界を描いた西村健が男を描ききる!講談社100周年書下ろし作品にして、日本冒険小説協会大賞受賞作。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
springmc
2
暴力団と任侠は違う。1億円の使い方にビックリ。2018/11/16
840ossan
1
読まずに死ねるか!本でした。昭和の高度成長期に撮影された映画のようで堪らない魅力に溢れた大作。健さん、文太さん、そして我らが陳先生も出演していらっしゃる。面白かった。 2023/04/26
鬼山とんぼ
1
この本は高倉健と内藤陳さんへのオマージュなんだろう。ヤクザというより、昔気質の任侠というべき生き方を変えない花田が、バブルに浮かれ本道を外れた昔の仲間を殺すという筋だが、スピード感があって一気に読ませた。緋牡丹お竜風の姉御(花田のかみさん)もいい味を出していた。2015/11/15
キット
1
92点2015/01/23
aquilane
1
C2015/08/15