内容説明
顧客に呼び出され、渋滞に遭い、あげくの果てに車が溝に突っ込む。予期せぬ災難の連続に、イジーは面接の時間に大幅に遅刻した。ニューヨーク屈指の実業家、リオ・ダキーラの別荘の造園作業は、イジーが営む園芸店を大きくするチャンスだったにもかかわらず。案の定、リオには会えず、彼女はマテオと名乗る管理人に迎えられた。上半身裸で応対する彼に腹を立て、一度は帰途に就くものの、帰る足がなく、結局イジーは別荘に泊まる羽目になる。しかし野性味あふれるマテオは意外にもとても親切で、彼とのめくるめく一夜を想像して、イジーの胸は高鳴った。彼こそがリオ・ダキーラ本人であるとは夢にも思わずに。■オルシーニ家の姉妹をヒロインに、兄たちも登場してにぎやかにお贈りしてきたミニシリーズも、今回が最終話。子供たちを前に、父親のチェーザレが行う感動のスピーチをぜひお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
大筋楽しく一気に読めましたが、ヒロインが思い込みの激しい自己中で、嘘をつく羽目になったヒーローには同情しました。兄弟から子供扱いされても仕方のない言動がとても目立ちました。ヒーローが悩みながらもブレない姿が良かったです。ただ、サンドラさんの特徴なのか、一場面の二人の心の中の声が長すぎて、何の話をしてたのか見返さないといけないこともあり、読み辛い感が否めません。2015/05/03
MOMO
0
ラストだということか、毎度のミッションからではなく、<否定的な言葉に反抗しての行動>として、イジーちゃんは動き始めます。もっとも、初っ端の彼女は鼻持ちならない<嫌な感じー!>な、お嬢ちゃんなもんだから、彼女の置かれた状況にちーとも同情できなくって…そもそも、彼女の大遅刻と勝手な決めつけと、人の話を聞かない態度が原因の勘違いなのよ!おまけにリオ君が説明しようとするたんびに邪魔した挙句、被害者ぶるって…どんだけ甘やかされてきたんだ、あんたは…2012/09/08