内容説明
領主の父亡きあと、古城でひっそりと暮らすジリアンのもとにある日、サー・ベイアードと名乗る眉目秀麗な男が訪ねてきた。ベイアードは宮廷に仕えるジリアンの姉が彼の兄と結婚したことを知らせ、ひとり領地を守るジリアンの警護に来たと告げる。歓迎されるのが当然で、誰もが彼に従うべきだという態度に彼女はたちまち反感を抱いた。親戚の厚意を装っても騙されないわ。どうせここに来たのも、この豊かな土地を狙ってのことに違いない。彼に心を許すものですか――圧倒的な魅力に気づかぬふりをして、ジリアンは胸に固く誓った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
矢田ふみえ
3
中世って時代は、残酷なことも多いけど、ヒーローのいい男っぷりにまぁいいか。2018/09/08
ロモコ
1
ベイアードの理性的な騎士ぶりが男前でした。脇役の扱いが今回はぞんざいですね。あっけなかった。そして、悪役がまだ残っていて次回の展開をほのめかしています。ヒーローは誰?1作目にチラッと登場のあの人かな。2012/07/24
Sonny
1
13世紀イングランドの生活の様子がよくわかって、おもしろい。史実はじゃっかん、前後しているところがあるけれど、ちゃんと解説で述べられているし、フィクションの世界では「あり」でしょう。それで物語がおもしろくなるなら。ヒーローに関する心ない噂を逆手にとってヒロインと結婚した方法に、拍手。2012/07/05
マル
0
中世もの。
EDAMAME
0
相変わらず濃い~なお腹一杯ロマンス。やっぱ中世マッチョイケメンヒーローは良いな~。しっかりヒロイン意地っ張りかと思いきややっぱり男性に支えてもらいたいわ~。なんて後半の恋愛への突っ走りっぷりは姉に劣らずナイスな展開。続編を待ってみる。2014/05/13