中経の文庫<br> 印象派の名画はなぜこんなに面白いのか

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中経の文庫
印象派の名画はなぜこんなに面白いのか

  • 著者名:井出洋一郎
  • 価格 ¥754(本体¥686)
  • KADOKAWA(2013/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784806144236

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内容説明

印象派の絵画は日本人にとても人気があり、印象派関連の展覧会は多くの人でにぎわいます。しかし、印象派の絵画は、面白く解説するのには大変扱いにくいものです。印象派は絵画から肝心の物語をはぎ取って、「お天気」と「光の分析」で、画面を「手軽」に「旅気分」で味わえるようにしてしまったのです。そこで本書では、絵を前にした著者と助手がギャラリーツアーで語り合う対話形式で楽しくわかりやすく印象派の名画の面白さを解説、読んで見て楽しめるカラー文庫となっています。

目次

第1章 印象派以前―コローからマネへ(コロー ミレー クールベ ドビニー ブーダン ヨンキント バジール マネ)
第2章 印象派―モネからカサット(モネ ルノワール ドガ ピサロ シスレー モリゾ セザンヌ カイユボット ゴンザレス カサット)
第3章 ポスト印象派(セザンヌ ゴーギャン ゴッホ スーラ シニャック ロートレック ルドン)
第4章 日本人と印象派(浅井忠 黒田清輝 久米桂一郎 児島虎次郎 正宗得三郎)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつこ

41
ポスト印象派から後印象派までを画家ごとに絵をピックアップして説明しています。対談式なので気軽に読めました。ここ数日で何冊か絵画の本を読んでいてやっぱり描かれた所以の捉え方が諸説あることが分かりました。何をおいても印象派の良さは色と光ですね。木の間から差し込む光の描かれ方が爽やかで気持ちよくなります。でもいつの時代も斬新なことは受け入れられるのに時間がかかるんですね。最後には日本と印象派についても掲載されていて、黒田清輝の『舞妓』や久米桂一郎の『夏の夕(鎌倉)』は本物を見てみたいです。2014/10/18

ホークス

36
カラー図版とマニアのお喋りみたいな解説で30人の画家を紹介。「印象派以前」の8人が良い。モネが「真の師匠」と呼んだヨンキントの港の絵は味があり、既に印象派っぽい。ドービニーも安らかで好きだ。コローの印象派に対する功績が、風景画で食っていけると証明した事とは面白い。印象派が分解していくのは、ネオ(新印象派)とアンチ(象徴主義)がオリジナルを食った結果だという。何事にも終わりがあるという事か。「スーラの絵は楽しそうなのにもの悲しい」との評はなんだか分かる。でもルノワールとセザンヌは、やっぱりよく分からない2019/02/13

こんじろん

20
「新印象派」展の予習に読んでみた。著者は好き嫌いのはっきりした方で、面白く読めた。2015/03/30

コマック

7
歴代の印象派の絵に対して、その作家のエピソード等が著者とその助手の対談形式で紹介されていて、印象派の系譜がでなんとなく分かったような気持ちになりました。今までほとんど意識していなかったのですが、自分が実際に見に行った展覧会の多くが印象派だったような気がします。まだまだ見に行ったことのない実際の絵をもっともっと見たい気分にさせてくれる本でした。2024/04/27

たか

7
オールカラーだから見て楽しめる本です。2014/10/05

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