内容説明
インディアは昔からの夢だったデザイナーの職につき、経営している店も順調で、充実した日々を送っていた。ある日、得意客に連れ立ってサイモンという実業家が、はじめて彼女の店を訪れた。なぜ彼は私をじろじろ見るの？困惑するインディアに、サイモンは侮蔑の言葉を投げつけた。「妻子あるパトロンとの情事っていうのは、たいへんだろうね」インディアは憤然とした。私は誰にも頼ったりしていない。ましてや、父親の浮気が原因で男性不信になったというのに。だが、サイモンのひどい言いがかりはとどまるところを知らず……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
4
人の話はちゃんと聞け！誤解というよりネジ曲がった思い込みでヒロインの話をまったく聞いてないヒーロー。あのとき言ったとヒロインが訴えても自分は悪くないと言い切るヒーロー。ここまでくると逆に清々しい(笑)2012/07/15
やまと
3
人の話を、聞かず勝手に誤解して、ヒロインにひどい仕打ちをする、ヒーローに、イライラしっぱなしでした。それに耐えるヒロインがとても、可哀想でした。2015/08/21
糸車
3
ペニー・ジョーダンを読むとき、身構えてしまうのはなぜなんだろう。多分、ヒロインが生真面目で我慢強く、いわれのない侮辱にも声を荒らげることなく耐えるタイプだからと思う。読んでいて、ツライ。このヒーロー、人の話は聞かないし、身勝手だし、言葉足らずだし、・・・もう！同じ傲慢ヒーローでも、ヒロインがやり返したり、天然でぽわんとしているならいいんだけれど、耐えるタイプは痛々しい。読んでいるうちにはっと気づいた。性格が自分に似ているから過剰反応してしまう、ということに。ペニーを読むのはやめた方がいいかも知れない。2013/04/25
きき
2
まさにヒーローのいいがかり。インドで生まれたからインディアって名付けたヒロイン両親のセンスにビックリ。2016/07/05
