内容説明
泣いた、笑った、驚いた! 今回も、日本全国からとっておきの“嘘みたい”な話が集まりました。選者・内田樹、高橋源一郎両氏の琴線に触れた実話145編に、田原総一朗、横尾忠則、立川談春、三浦大輔、小泉武夫、近藤聡乃、山崎ナオコーラ、横塚眞己人氏、計8名の「あの人の『嘘みたいな本当の話』」も特別収録。 『きょうの猫村さん』で大人気・ほしよりこさんのたのしいイラストも満載です!!
目次
私が会ったなかで、いちばん酔っぱらっていた人の話
そこから入ってくる?
歯が折れた話
私が会ったなかで、いちばん粗忽な人の話
変な機械の話
聞いたことのない音が聞こえた
壮絶にまずい食べ物の話
おばあさんの話
あの人、高貴な方だったのね、という話
マジックナンバーの話〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
65
ひとつは「奇妙な後味」を残すこと。ひとつは、「そういうことってあるよね」感を残すこと。どちらもリアルかつクールに考えていることの「ちょっと外側」を感じさせ、結果的により精密に、かつより奔放に自己観察をするきっかけになるものが本書という。2019/03/12
ヒデミン@もも
31
選者が高橋源一郎さんと内田樹さんだと思うと何だかハードルが高くなる。いろんな話があるなぁと感心しながら感じたとこは、やっぱり文章をかくって難しい。短い話しほど面白い。巻末の特別寄稿の方々は流石。落とし所がわかってらっしゃる。特に田原総一朗さんの「知らないうちに出会っていた」が良かった。2015/07/15
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
29
ほっこりする話、ぞくっとする話、不思議な話等の秀逸な話のオンパレードでした。やはり他人の体験談って面白いですね。私の不思議な体験は自転車に乗っていて、道路を左に曲がろうとした時に勢いがつき過ぎたのか、体勢がほぼ地面スレスレになり、これはコケるなと思っていたら地面から何かフワリと反動が有り元の体勢に戻った時と、神社の祭りで人目のつかない所に犬の死体が有り、その犬の死体の頭には杭の様なものが打って有った事です。2015/08/05
onasu
21
Web文芸誌で募集、掲載された、テーマに沿った寄稿を集めた第二弾。 酔っ払い、歯が折れた、など数多のテーマに「嘘みたいな本当の話」が多数。寄稿者には、常連さんもちらほら。 「戻ってくるはずがないのに〜」で、一度別れた恋人と結婚したら、寄稿が掲載された頃、やっぱり「戻ってこなくてもいいものだった」ので離婚間近、なんて人生譚もあったり。 クスッときたり、ドキッとしたり、サクサク読めて、適当におもしろい。 自らもひとつ、地震があると、使っていない古い置き時計が鳴り出すことがある。夜中だと、殊更恐い。2015/01/21
hnzwd
19
日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト第二弾。ふつうの人々に起きたちょっと人に話したい出来事を集めた本で、あるあるな感じで面白い。似た色の作品が集まってしまっている気もするのが少し残念ですが、、前巻で解説されていたような型に寄せる、ってのが日本人らしさと言われれば、まあそうかなとも。2022/07/14
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