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内容説明
小林まことの手で蘇る、義理と人情の物語。現代(いま)だからこそ伝えたい“美しさ”がここにある――。『柔道部物語』『1・2の三四郎』他、名作のキャストが総出演!! 十年前、櫛、簪、巾着ぐるみ、意見を貰った姐さんに せめて見て貰う駒形のしがねぇ姿の土俵入りでござんす駒形茂兵衛、一世一代の土俵入り――。“横綱になる”夢を抱いて路傍を彷徨う駒形茂兵衛が、一人の酌婦に受けた、たった一つの恩義。たとえどんな先が待とうとも、受けた恩は返すが男。義理と人情に生きる男の物語。【巻末特典】漫画の原点となった長谷川伸の戯曲を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
8
「関の弥太っぺ」「沓掛時次郎」に続く長谷川伸シリーズ第三弾! 相変わらず小林まことのキャラクターが良い味を出している。 横綱をめざし江戸に向かう茂兵衛、取手の宿でお蔦に助けられる…それから十年、茂兵衛は侠客になっていた。 最後にお蔦に見せる土俵入りが圧巻です。 台詞の端々に長谷川伸の心が活きている、小林まことが画に活かしている。 面白いなぁ、このシリーズ続けて欲しいなぁ♪ 「十年前、櫛、簪、巾着ぐるみ、意見を貰った姐さんに、せめて、見て貰う駒形の、しがねえ姿の、土俵入りでござんす」2015/03/22
みんさね
7
画面の迫力、細部の構成の妙。凄い。シリーズ継続熱望。東三四郎主演 番場の忠太郎『瞼の母』期待してますよ。2012/07/03
F4ふぁんとむ
5
読み損ねていたので、今頃読みました。頁二とほたるちゃんの熱演が光ります。赤城をさば折で倒すとは・・・2014/03/24
慈姑ハス
5
頁二の圧倒的強さが心地良い。単行本には原作の戯曲も収録。一連の長谷川伸シリーズの中でも一番台詞回しがしっくりきてるなぁ、と思ったら戯曲の中から上手く採り入れて、小林まこと先生らしい演出やエピソードを加えてある。エキストラにも「1・2の三四郎」キャラがたくさん登場していて楽しい。あっ馬之介!あっ岩清水健太郎!と思ったら志乃ちゃんまで居た~2012/06/27
くーぱー
5
相変わらず凄まじいまでの構成力。今回は巻末に長谷川伸の原作も掲載されているので、それと比較することで小林まことが、台詞自体はほとんど変えずに、いかに巧みに物語を膨らませているのがよく分かる。また終盤の殺陣の描写が、とてつもなく素晴らしい。小林まことには是非ともまた格闘技マンガを描いてもらいたいものだ。2012/06/22




