となりの脅迫者

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

となりの脅迫者

  • 著者名:スーザン・フォワード【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • パンローリング(2014/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784775941034

ファイル: /

内容説明

人間関係は常に大小さまざまな「要求を受け入れるか、受け入れないか」
というパワーゲームが行われます。

例えば、「誰か窓を開けてくれたらうれしいんだけどなぁ」
と言われて窓を開けた場合、相手の要求を受け入れたことになります。

この窓のような例は、通常はとくに罪もなく、
受け入れたとしても、あるいは受け入れられなかったとしても、
どちらにもそれほど大きな苦痛はないはずです。

しかし、なかには、相手を脅してでも自分の要求を通そうとする場合もあります。

脅しと言っても、「言うことを聞かなければ殴ってやる!」とか、
脅しであることが明白なものではありません。
夫婦や恋人、上司と部下、友人、親子、兄弟など
身近な人物であるからこそ知っている、あなたの弱点を巧妙についた微妙な脅迫です。

例えば、
「あなたに捨てられたら、死んでしまうかも」
「私のことが本当に好きなら、これくらい簡単でしょ?」
「これくらいの残業ができないのか?前任者はもっと働いていた」
というようなことを言われたことはありませんか?
あるいは、気に入らないことがあるとだんまりになる、
部屋に閉じこもる、直接要望を言わずに、しつけのようなおしおきをする

などの「行動」で脅迫されたことはありませんか?

脅迫者は、あなたの「恐怖心」「義務感」「罪悪感」を刺激することで、
自分の要求がさも受け入れられて当然のものであるかのように思い込ませてきます。

「自分が我慢すれば、まるくおさまるから」
「要求を受け入れないと、悪者になる気がする」

と考えて、嫌な要求でも受け入れてしまっている人は
「私に要求をのませるには、こうするのがいちばんいい」
と脅迫者に教えてしまっているのです。

その場はおさまったように見えても、
あなたを屈服させる方法を知った脅迫者は、
これから同じ手段を使ってますますあなたを苦しめるでしょう。

本書では、その状況を打開して、健全な人間関係を築くためにできることを、
セラピストである著者が受け持ったクライアントの実例をもとに解説します。
嫌な要求を受け入れないための第一歩は、まず「何もしないこと」。
要求が出された瞬間、あなたがどう反応するかを決めないことです。

「言いなり」はもうやめて、自分の人生を取り戻しましょう。

目次

第1部 ブラックメールの発信と受信(エモーショナル・ブラックメールとは ブラックメールの四つの顔 「FOG」があなたの考える力をくもらせる ブラックメール発信者はこんな手を使う ブラックメール発信者の心のなかはどうなっているのか 責任はあなたにも ブラックメールはあなたにどう影響するか)
第2部 理解から行動へ(いまこそ変わろう 行動に入る前に―心の準備 相手の要求を分析し作戦を練る 決断を実行に移すための戦術 総仕上げ―あなたの「ホットボタン」を解除しよう)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちぇしゃ

13
『毒になる親』の著者の本。人に罪悪感や義務感を抱かせて自分の思い通りに操作しようとする人々が使う心理的なテクニック、エモーショナルブラックメールに関する本。この本が素晴らしいなと思うのは、対処法についてもきちんと述べられているところ。罪悪感を抱かせるように仕向け、自分の意を叶えるために利用し、相手のせいにすることで自分の要求を正当化する。そして相手が彼らの身に起きたことに責任を感じるように仕向ける。意識的な場合と「本人は善意のつもり」でやっている場合と両方あって「よかれと思って」というのが一番たちが悪い2017/05/31

Hana♪

11
私は、必死に言い訳して責任転嫁している人を見ると、 「この人にはこういう選択しかないのだろう、苦労してきたのだろうなあ、可哀相に・・・。」と同情して背負ってあげたくなってしまう癖がある。  だが、この本を読み、「同情・共感して自発的に背負ってあげていた」のではなく、相手からブラックメール(心理的恐喝)を受けて  「恐怖や義務感、罪悪感から逃れるため無意識のうちに背負いこんでしまっていたにすぎない、 そういう関係からは信頼は育たない、 そしてブラックメールを受けてしまう私にも問題がある。」と気付かされた。 2013/08/24

お咲さん

7
感情的な恐喝について書かれた本。こんなことまで恐喝なのかと思うようなことが書かれているが、なるほど、精神的な暴力というものが感情への恐喝と言われるとすごくわかりやすい。問題を解決したくて話し合いのテーブルを用意してもだんまりで、その問題から逃げて話し合いをしてくれないことも恐喝(それが毎回のことであるのなら)だと言われて、不快の理由がよくわかった。その恐喝への立ち向かい方も丁寧にレクチャーされているので、相手と物理的な距離が取れず、うまくやっていくしかない人向けの本と言える2023/11/03

おやつ

6
恐れ、罪悪感、義務感を使って自分を操ろうとしてくる人間の解説と、その対処法についての本です。よい本だと思いますが、自分にはちょっと長かったです。まずは自分が自分を認める、それで相手の脅しにのせられなくなるということがわかりました。2017/11/03

erie

5
新しい本が出ていた。こういう対処法を読むともしかしたら対峙できるのかも知れないという気にもなるが、いやしかし近寄らないに越したことはないし、願わくば遠ざかったまま生きていきたい。評者の場合は「何がほしいかを明確に言わずに、汲み取って助けることを要求される」という件があったが、こちら側としては「何を言っているのか全く意味がわからない」という状態だったので、逆に助かったというべきか。2022/08/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5152978
  • ご注意事項

最近チェックした商品