内容説明
ヒット商品に偶然も、惰性も、あり得ない!
物が売れない時代といわれる中で、通常よりも30~40円高いビールが売れている。
サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」。
デフレ不況に逆行するこのヒット商品を生み出すために、会社と社員はどう動いたのか。
開発者や営業マンたちに、どんな挑戦があったのか。
45年間赤字が続いたサントリーのビール事業を黒字化する原動力となったこのヒット商品が生まれた過程は、不況下のビジネスヒントに溢れている。
さらに2012年春、8年連続で売上を伸ばしていた商品のリニューアルが行われた。
大胆な「攻めの決断」の裏側を加筆した文庫を電子化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RYU
4
ビール後発メーカー、サントリーのプレモルにまつわる物語。1963年から45年間にわたり赤字だったビール事業。目指すものをCarlsbergのマイルドさからPilsner UrquellやKnig-Pilsenerのコクに転換し、総力をあげて最高のビールを開発。そしてついに05〜07年までモンドセレクションを受賞し、一躍ブレイク。その根底には「やってみなはれ」の企業風土があった。社員の前向きさが印象的。12年には成功に安住せずプレモルを一新。挑戦し続ける文化。2013/07/20
えっくん
2
日本の大手ビールメーカーのビールの中で一番好きなプレモル。 誕生秘話からブランド作り、攻めの姿勢など学ぶことが多かった。2016/07/29
msugimo
2
商品を供給するだけではだめで、お客様の手に渡ったあと、使い、口にして頂いて初めて商品として価値をもつ。いかに商品の価値を理解して頂くかを考えなければ、時間と金を掛けて作った商品も、価値が半減する。商品の魅力をいかに伝えるかを勉強しなければ。2015/09/12
うたまる
2
提灯記事はこう書け、というお手本のような本書。サントリーのエリート社員ばかりが登場し、リクルート用の企業パンフレットと見紛うレベル。取材のために会社がインタビューまでセッティングしてくれて至れり尽くせりだが、当然サントリーの書いて欲しい美談がてんこ盛りとなり食傷となる。そんなに素晴らしい会社ならなぜ45年も赤字だったのか、高級感に相応しいCMタレントがなぜ矢沢永吉なのか、この手法でビール以外の商材はなぜヒットしないのか、など突っ込むところは満載。そして皮肉にも「プレモル」の連呼がチープ感を増している。2014/10/01
Haruki Nagasaki
1
就活の企業研究の1つとして読んだ一冊。製品を消費者に届けるということは、バリューチェーン全体の連携が不可欠であるということを改めて認識する。2016/05/30
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