利食いと損切りのテクニック ──トレード心理学とリスク管理を融合した実践的手法

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利食いと損切りのテクニック ──トレード心理学とリスク管理を融合した実践的手法

  • ISBN:9784775971628

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内容説明

「売り」を熟知することがトレード上達の秘訣
出口戦術と空売りを極めよう!
得てして初心者は、トレードの仕掛け方や、値上がりしそうな株の買い方ばかりに注目する。ありもしない百発百中の“聖杯”を手にして、いきなり大儲けしようという、はかない夢をみがちだ。

しかし、買いや仕掛けはトレードというゲームの、ほんの一部にすぎない。長期的に収益を上げられる自立したプロのトレーダーになるためには、トレードのスタイル、心理学、リスク管理、記録といったものを学び、自分のものにしていく必要があるのだ。マーケットの勝者にふさわしい「資質」を備えられるよう、日々のトレードで鍛錬を重ねなければならない。経験から前向きに学習し、自分自身を常に成長させていくのだ。
こうしたことは、本書の著者、アレキサンダー・エルダー博士の世界的ベストセラー『投資苑』シリーズでも詳しく紹介されている。ただ、本書『利食いと損切りのテクニック』の特長は、これらの要素をピンポイントに解説したうえで、多くの事例が掲載されていること、そして視点を変え、あまり一般的に語られることのないテーマに焦点を当てている点だ――「売り方」である。

売りは大きく2つのタイプに分けられる。「手仕舞い売り」と「空売り」だ。
手仕舞い売りには、目標値での利食いや、許容リスクでの損切りや、途中での見切りの3つのケースがある。仕掛けたトレードが全勝するわけでない以上、どの場合にでも適切に対応することが、運用資金の安定した増加には求められる。

そして空売りをマスターすることで、トレード機会が単純に2倍になる。初心者は空売りを知らず、ただ恐れる。しかしプロは、価格の下落からも売買益を享受しているのだ。とはいえ、マーケットの天井と大底が同じ性質というわけではない。また、上昇トレンドと下降トレンドが同じ性質というわけでもない。株価は上昇するときよりも下落するときのほうが足が速い。

本書は、こうした「売りの世界」について、深く掘り下げており、さまざまなアイデアを提供してくれる。しかも、2007~2009年の“超”弱気相場での具体的なトレード例が満載されており、そこからも多くの貴重な教訓が得られるはずだ。

さらに、内容の理解度をチェックするため、全115問の確認テストと詳細な解説も収められている。本書をじっくり読み、売る技術の重要性とすばらしさを認識し、トレードの世界を極めてほしい。

目次

第1部 心理学、リスク管理、記録(買いについて トレード心理学とリスク管理 記録をつける)
第2部 どのように売るか(目標価格で売る ストップで売る 「エンジンノイズ」で売る)
第3部 どのように空売りをするか(株の空売り 株以外の空売り)
第4部 下げ相場の教訓(弱気派が利益を上げる 底値を探る)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

LOVE弁慶

9
リスク管理の大切さ、記録を撮り続ける大切さ、トレード計画とタメになった。保護的ストップの設定と売却予定金額など。市況変化に伴いもはや保有しておきたくないときはさっさと売ることなど具体的内容でした。そろそろ市況も怪しいので適当に株やってる人は一度きちんと見直すには最高のタイミングかなと。2014/01/04

mintia

8
エルダー博士の「投資苑」は、昔読んだけどすっかり内容を忘れていました。「投資苑」を再読してから、この本を再読しよう。2020/07/18

たいけい

6
2024年10月13日(日)読了。初読。心理学、リスク管理、記録/どのように売るか/どのように空売りをするか/下げ相場の教訓の4部。買いについて/トレード心理学とリスク管理/記録をつける/目標価格で売る/ストップで売る/「エンジンノイズ」で売る/株の空売り/株以外の空売り/弱気派が利益を上げる/底値を探るの10章。少しずつ読んだので最初の方を忘れてしまっている。記録を取り失敗に学ぶ。過ちを繰り返さない。トレード計画を立てる。必ず週足を見てから日足を見る等学ぶべき事柄が多かい。何度も読み自分のものにしたい。2024/10/13

Noah

6
勉強にはなったが、まずは投資苑から読むべきだったかも。結構難しかった。もう少し勉強してから、読み直したい。2015/12/12

はしと

5
資産のどの程度をリスクにさらすのか、リスクをどう管理するのか2013/12/20

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