角川ソフィア文庫<br> 東条英機と阿片の闇

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角川ソフィア文庫
東条英機と阿片の闇

  • 著者名:太田尚樹
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044058050

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内容説明

戦時宰相「東条英機」はなぜかくも絶大な権力を手に入れるに至ったのか。阿片という資金の秘密、共産主義の脅威、皇室の思惑などの新事実をふまえ、その人間性と思考の解剖を試みる渾身のドキュメント。※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yasuhisa Ogura

1
東條首相の出世のきっかけは、関東軍への転出と言われている。関東軍は中央からの統制が利かず、満州事変などの独自の軍事行動を起こすなど巨大な権力を握っていた。そのためには独自の財源が必要であるが、その財源を阿片から得ていたと言われている。その辺に興味をもち、本書を購読。東條の半生が中心で、阿片のことについてはあまり触れられていないが、関東軍や満州国が、東條が士官学校時代からかわいがっていた甘粕元憲兵大尉を通じて阿片取引を行っていたことや、首相時代にもその資金の一部が東條に送られていたことなどが書かれている。2021/02/08

tecchan

1
東条英機を中心に昭和のはじめから敗戦、東京裁判までの歴史を描いている。天皇をはじめ、戦争に反対した指導者ばかりなのに何故あれほど無謀な戦争をはじめてしまったのか。色々な本を読んで勉強しても良く分からない。それにしても敗戦後、責任を取った指導者、責任のがれの指導者。人間の生き様を見せられる。2018/02/01

Shiro

1
昭和史の闇のドキュメントとのことだが。それでも日本人は綺麗な方だななんて感じた。2013/08/12

vagabond830

1
阿片云々はさらっと触っただけでしたが、東条英機を軸にして第二次大戦をさーっと把握するにはいいかもです。2012/06/20

Akio Kudo

0
★★★★ タイトルに出てくる阿片についての言及は少ないが、なぜ日本軍がここまで敗れたのか。あまりの惨状と無責任さにやるせなくなる。東条英機自身の人間性や天皇の人間性もつまびらかにされて、興味を惹かれる。2018/04/12

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