政治家の裏事情

著者名：城内実【著】

幻冬舎（2016/02発売）

• ISBN：9784344021808

内容説明

選挙費の内訳、私の収支報告書、無所属のハンデ……。財布からマル秘選挙の戦略まで全て見せます！　小泉総理に背き“造反議員”のレッテルを貼られた怖いもの知らずの男が徹底公開する、本当は国民に知られたくない議員（センセイ）のホンネとは？
政治の世界が身近になり、ニュースを見るのが楽しくなる一冊！
〈内容より〉マジメで事なかれ主義な外務省の人々／財務官僚が日本をダメにしている／私は出馬を決め、妻は実家に帰った／初選挙の借金は５０００万円／民営化ではなく“米営化”だった郵政改革／事務所も管理できずに国家予算が管理できるか／企業ならクビにされてる世襲議員／マニフェストは約束ではなく「かけ声」…ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[タックン]

政治を行う政治家について知りたいのもあり、手に取りました。本のタイトルに裏事情と有りますが、”政治家とは？そういうものか？”という問いに答えをくれるものでした。まずは、選挙に勝ち残らなければ、何をいってもはじまらない。しかし、政党に属さなければ、選挙資金も自力で用意するところからはじめないといけない。組織票に負けない自前の組織をつくらなければならないところからのスタートのこと。どんなに日本のことを思っていても、大きなハードルがいくつもあることをしりました。

2013/07/27

[ソウ]

中盤まではタイトルに沿った政治家の事情が書かれている。今まで一番不透明に思っていたオカネのことも赤裸々に、興味深い内容だった。政治家ってお金がかかるんだね。中盤以降は筆者の主張。個人的に賛同できることもできないことも。三流の政治家を選ぶ国民が一流である訳がないと思う。私自身も含め、みんな責任を取らず、誰かが何とかしてくれるだろうという甘えが現在の日本の行き詰まりを招いているのでは？美しい風土・世界最長の単一王朝という歴史・魅力あふれる文化等、世界に誇れる日本をより良くできるよう、私も努力しよう。

2012/07/30

[カツ丼]

今時珍しく、書名と内容が一致した本です。彼の出自から始まり、郵政民営化に反対し刺客を立てられ落選、次期選挙で復活当選するまでの活動記録など。政治活動にお金がかかること、公務員バッシングの批判、政策提言など誤解を恐れずに主張している充実した内容です。

2012/09/21

[owawamure]

こまかく具体的で面白かった。いろいろとナンセンスな縛りがあるのだなあ、ということに呆れ、それをかいくぐっていかにくだらないことを政治家はしとるのう、という印象を受ける。主張にはおおむね賛成である。

2012/07/26

[NICO]

先日、後援会によばれる機会があり、友人が貸してくれました。議員のややこしい裏事情は、読み流してしまいたいくらい、呆れてしまうが、城内さんの政治への熱意は心に響きました。

2012/07/03